蓮華峰寺～新潟県佐渡市～
○解説
蓮華峰寺（れんげぶじ）は真言宗の寺院で、大同年間（８０６年頃）に空海（弘法大師）が開山したと言われる名刹。金剛寺、室生寺とともに真言の三大聖地の一つとされ、南北朝時代から江戸時代に至るまで、古建築が数多く残存。弘法堂、金堂、骨堂は国の重要文化財に指定され、１６の堂宇伽藍が国の登録有形文化財に指定されています。
(撮影：リン／解説：裏辺金好）
○場所
○風景
境内案内図
八角堂 【国登録有形文化財】
江戸時代中期築。
地蔵堂 【国登録有形文化財】
１８９３（明治２６）年築。金堂東方にある末寺宝積院の本堂です。
唐門 【国登録有形文化財】
江戸時代中期築。金堂前庭と庫裏客殿の一郭を分ける四脚門で、唐門という名前ですが唐破風はありません。
客殿 【国登録有形文化財】
１９０９（明治４２）年築。明治３０年の水害で失われた客殿に代わって建てられたもので、桁行２４．６ｍ、梁間１６．１ｍという大規模な建築です。
護摩堂 【国登録有形文化財】
１６９０（元禄３）年築。
金堂 【国指定重要文化財】
１４５９（長禄３）年以前の建築。
仁王門 【国登録有形文化財】
１８２２（文政５）年築の八脚門。両脇間後方にある金剛力士は木造で、鎌倉時代（１４世紀前半）に造られたものです（新潟県指定文化財）。
小比叡神社 本殿・鳥居
拝殿後方の覆屋内に置かれた本殿は、１６４０（寛永１７）年築。
密厳堂 【国登録有形文化財】
１８４４（天保１５）年築。
弘法堂 【国指定重要文化財】
１６０９（慶長１４）年築。
骨堂 【国指定重要文化財】
１３４８（貞和４）年以前の建築。形造、茅葺の小仏堂で、内部に筑前国（福岡県）から参詣した僧たちが、貞和四年と落書していることから、これ以前の建築であることが判明しています。新潟県内最古の建築。
御霊屋覆屋 【国登録有形文化財】
大正時代築。内部にある御霊屋は、江戸時代中期の建築。
八祖堂 【国登録有形文化財】
江戸時代中期築。
経蔵 【国登録有形文化財】
江戸時代中期築。
鐘楼堂 【国登録有形文化財】
１６１５（慶長２０）年築。
