新津鉄道資料館〜新潟県新潟市秋葉区〜


 新潟市新津鉄道資料館は、JR新津駅からバスで約5分、新潟市新津地域学園内に設置されている鉄道展示施設。
 元々は1983(昭和58)年、新津駅の南西にあった旧新潟鉄道病院新津分室の空き建物を利用した「新津市鉄道資料館」が前身で、1998(平成10)年に新津市(現・新潟市秋葉区)が「新潟鉄道学園」跡の敷地と建物を買収し、公民館施設へ転用する際に移転し、今に至ります。
 当時は200系新幹線のモックアップや鉄道資料が中心で地味な印象が否めませんでしたが、2013(平成25)年に200系新幹線の先頭車とC57形蒸気機関車の展示を開始し、2014(平成26)年に館内のリニューアルにより展示内容を刷新しました。
 さらに、2015(平成27)年に485系特急形電車の先頭車と、DD14形ディーゼル機関車の展示を開始。続いて2017(平成29)年にはE4系新幹線と115系一般形電車の先頭車の展示も開始され、実物鉄道車両6両を擁する、見ごたえのある施設へ進化を続けています。
(撮影&解説:裏辺金好)

○地図



○風景(屋外展示)


200系新幹線とC57形蒸気機関車


200系新幹線(221-1510)
東北新幹線と上越新幹線で活躍した200系リニューアル編成のうち、2007(平成19)年に原色に塗り戻され、2013(平成25)年春まで活躍したK47編成の東京方先頭車。


C57形蒸気機関車(C57 19号機)
1938(昭和13)年1月に川崎車両で製造。小郡機関区(山口県)等を経て、新津機関区(現・新津運輸区)を中心に活躍した車両。1972(昭和47)年に引退した後は鳥屋野交通公園(新潟市中央区女池南)で保存されていましたが、ここへ移設されました。

E4系新幹線、115系一般形電車、DD14形ディーゼル機関車、485系特急形電車の並び


485系特急形電車(クハ481−1508)
1974(昭和49)年製造。485系は国鉄・JRを代表する特急電車で、在来線の交直流すべての電化区間で走ることが可能。展示車両は北海道向けに誕生し、運転台上の2コライトが特徴の1500番台の先頭車。特急「いなほ」「北越」や快速「くびき野」などで活躍し、2015(平成27)年に引退しました。



DD14形ディーゼル機関車(DD14 332)
1979(昭和54)年製造。豪雪地帯で活躍したロータリー式除雪用機関車で、2015(平成27)年まで活躍しました。

115系一般形電車(クモハ115−1061)
1978(昭和53)年製造。新潟地区で約半世紀にわたって活躍する115系の先頭車。展示車両はN15編成の先頭車として活躍しました。


E4系新幹線電車(E444−1)
1997(平成9)年製造。圧巻のオール2階建て新幹線E4系P1編成の新潟方先頭車(8号車)のトップナンバー車です。

○風景(屋内展示)


鉄道のまち新津ゾーン










鉄道の技術と新潟・新津ゾーン





























鉄道シミュレーター
まだ201系が走る中央線が舞台です。


コレクション展示ゾーン






新潟・新津の人々と鉄道ゾーン



蒲原鉄道や新潟交通の展示

↑ PAGE TOP