横浜市電保存館〜神奈川横浜市磯子区〜
横浜市電保存館は、1904(明治37)年から1972(昭和47)年まで横浜市民の足として親しまれた、横浜市電の車両7両と、停留所標識、敷石などを当時の姿で保存展示する施設。
1973(昭和48)年に滝頭車両工場跡地に開館し、1983(昭和58)年に同敷地へ市営住宅が建設された際にに、その1階に再開館しています。2003(平成15)年にリニューアルされていますが、2013(平成25)年7月に館内の照明や塗装を刷新し、明るい雰囲気に。さらに2017(平成29)年1月28日に展示内容を大幅に刷新し、再リニューアルされています。
このページでは、前半で再リニューアル後の写真(2017年撮影)を、後半でリニューアル前の写真(2006年撮影)を掲載します。
(撮影&解説:裏辺金好)
○地図
○風景
横浜市電保存館外観
500型(523号)
1928(昭和3)年製で、60両が誕生。
1100型(1104号)
1936(昭和11)年製で、市電全廃まで使用されました。
1300型(1311号)
1947(昭和22)年製で、前後に加えて中央にも扉がある3扉車。全長13.62mで横浜市電で最長の車両。
1510型(1510号)
1951(昭和26)年製で、行先・ワンマン表示が中央ではなく運転席の上にあります。
1600型(1601号)
1957(昭和32)年製造。横浜市電最後の新製車両で、前扉・中扉であるのが特徴。登場時の塗装で保存されています。
無蓋貨車10
横浜市電全廃時には、花電車に使用された車両。
歴史展示コーナー
Oゲージ鉄道ジオラマ
新幹線やJR在来線、横浜市営地下鉄ブルーラインとグリーンラインに、昭和30年代の横浜を背景に市電の模型が走ります。運転も可能です。
Nゲージ鉄道模型ジオラマ
みなとみらい、新横浜をイメージした鉄道ジオラマで運転可能。
吉村コレクション
故吉村栄氏が、約40年かけて制作、収集した鉄道模型(0ゲージ)コレクションの一部を展示。
横浜市電発見マップ
市電今昔写真などを展示。
○リニューアル前の様子
500型を除き、市電全廃時の塗装で展示されていました。
1300型(1311号)
1500型(1510号)
地下鉄コーナー