近江風土記の丘〜滋賀県近江八幡市安土町〜
近江風土記の丘は、安土城や観音寺城の近くに造営された歴史公園で、安土城考古博物館を中心に、近代建築として旧安土巡査駐在所、旧柳原学校校舎、旧宮地家住宅の3棟の建造物や、常夜燈・道標などの石造物があります。
上写真は旧柳原学校校舎で、1876(明治9)年築。元々は高島郡新儀村(現・高島市新旭町)にあった疑洋風建築で、初等科小学校校舎として使われました。1階が教室、2階が事務室、3階が鼓楼です。現存では滋賀県最古の学校建築で、滋賀県指定文化財となっています。
(撮影:リン)
○地図
○風景
旧安土巡査駐在所 【国登録有形文化財】
1885(明治18)年築。安土村小中の大源工務店水原正二郎の設計と伝わる疑洋風建築で、元々は東海道線安土駅から約200m南西にありました。柱を塗り込む大壁の白漆喰壁と、両折のガラス扉を採用した玄関などが特徴。
旧宮地家住宅 【国指定重要文化財】
1754(宝暦4年)築。元々は滋賀県長浜市国友町にあったもので、湖北地方の民家の様子をよく伝えています。