TOYAMAキラリ(富山市ガラス美術館など)〜富山県富山市〜
TOYAMAキラリは、2015(平成27)年5月に竣工した地下1階・地上10階の複合施設で、富山市立図書館本館、富山市ガラス美術館、富山第一銀行本店などが入居。アール・アイ・エー(RIA)、隈研吾建築都市設計事務所、三四五建築研究所が設計を担当しました。
元々は地元の百貨店である富山大和があった場所で、2007(平成19)年に近隣の総曲輪フェリオに移転したことに伴い再開発。立山連峰の峰々の山肌が表現したという、細長いパネルを組み合わせた特徴的な外観に、内部に入ると大きな吹き抜けと、富山県産木材をふんだんに用いた空間が特徴で、2階から6階の南側を富山市ガラス美術館が、3階から6階の北側部分を富山市立図書館本館が使用し、人気の施設となりました。
(撮影&解説:裏辺金好)
○地図
○風景
内部の様子。こちらは1階の共用スペースからの風景。
2階から見た内部の様子。さまざまな角度で直立させられたスギ材のルーバーが特徴。
北側の大部分は図書館。とても開放的な空間です。
南側の大部分はガラス美術館。
ガラス作品は展示によっては撮影可能です。
再開発前の姿。1934(昭和9)年に建てられた近代建築でした。(2008年6月撮影。富山大和移転後)
池田屋安兵衛商店
TOYAMAキラリと交差点を挟んで東側にある老舗で、中心市街地で最も古い木造建築。江戸時代に誕生した、富山を代表する胃腸薬「反魂丹」を製造販売しているほか、丸薬の製造体験や薬膳料理をメインにしたカフェもあります。
富山電気ビルディング
1936(昭和11)年築。日本海電気(現・北陸電力)本社社屋として建てられたもので、地下1階・地上5階建て、スクラッチタイル貼り鉄筋コンクリート造の建物です。御覧のとおりかなり大きな規模。なお、L字型に見えますが写真左手は1956(昭和31)年に増築された部分です。
富山第一銀行 本店
1946(昭和21)年築。