稚内市立ノシャップ寒流水族館〜北海道稚内市〜
稚内市立ノシャップ寒流水族館(愛称:わっかりうむ)は、1968(昭和43)年7月にノシャップ岬に開館した日本最北の水族館。北方系の生き物を中心に100種類1500点ほどを飼育しており、中でも水流90t、360度の回遊水槽に「まぼろしの魚」イトウをはじめ、ソイ、カレイ、ホッケ、オオカミウオなどが見られるのが特徴です。
なお、上写真右側に見えるように稚内市青少年科学館が隣接しているほか、上写真背後には紅白の高い建物が見えます。これは稚内灯台で、高さは42.7m。北海道では一番高い灯台であるほか、全国で比較しても島根県日御碕(ひのみさき)灯台に次いで2番目の高さを誇っています。
(撮影:リン)
〇地図
○風景
クリオネ
ケガニ
タラバガニ
カニではなく、ヤドカリの仲間であるタラバガニ。北海道以北の「タラ(鱈)」の漁場で多く取れることから「タラバ」の名がつきました。
ソウハチ
カレイ科の魚で、サハリンから日本海全域、太平洋側では福島あたりまで生息。
コンパクトな館内ですが、360度の回遊水槽はなかなか圧巻。
イトウ
北海道やサハリン、南千島などに生息。サケ科の魚ですが、頭の背面が平たいことが特徴。身体の背側面に多数の小黒点があります。寿命は約20年ほどで、一生のうちに何回も産卵。また、体長は2mほどになります。以前は青森県や岩手県でも見られましたが、絶滅しています。
オオカミウオ
北海道、ベーリング海、オホーツク海に生息。両あごの前部に、それぞれ4〜5本の強い犬歯があり、貝類やカニ類を噛み砕いて食べます。体長は約1mです。
スケトウダラ
フンボルトペンギン
飼育員のお姉さんが近付くと一斉に集まるゴマフアザラシ。離れるとすぐさまプールに潜っていきました。
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