直江津D51レールパーク〜新潟県上越市〜
直江津D51レールパークは、えちごトキめき鉄道が2021(令和3)年4月29日に直江津運転センター扇形庫内にオープンさせた鉄道展示施設。
アチハ(大阪府)からリースしたD51 827号機が大型コンプレッサーによる圧縮空気を動力に動態保存され、緩急車(2両の貨車)に乗車し、D51の牽引で直江津駅手前まで走行体験ができるほか、D51転車台の見学、1944(昭和19)年に建築された扇形庫内で保存されているクハ412−6の見学が可能。このほか、2023(令和5)年からはJR西日本から譲渡された建築限界測定用試験車オヤ31 31(通称「おいらん車」)、あいの風とやま鉄道から譲渡されたラッセル式除雪車DE15 1518号機も展示車両に加わっています。
3月〜12月上旬までの主に土日祝日に営業しています。
(撮影:リン ※特記を除く)
〇地図
○風景
ヨ6000形(ヨ6316+ヨ6314)
扇形庫は4線残りますが、最盛期には22線あったとか。
国鉄交直流急行電車色の塗り替えらえた413系(クハ412−6)。急行形電車であるクハ451−40の車体を更新した車両で、北陸本線と七尾線で活躍した後、2021(令和3)年にJR西日本から譲渡。同時に譲渡された3両の413系・455系は急行列車として、えちごトキめき鉄道で活躍しています。
オヤ31 31展示開始に伴い、展示場所が変わっています。(撮影:裏辺金好)
オヤ31 31
元々は1937(昭和12)年にスハフ34400形(スハフ34525)として製造されたもので、改名や改番を経て1952(昭和27)年にはオシ33形(オシ33 104)に改造。さらに1957(昭和32)年に建築限界測定車として現番号およびこの姿に改造されました。トゲ(矢羽根)を突き出した特徴的な姿から、「おいらん車」と呼ばれています。現在見られるのは、こことリニア・鉄道館のオヤ31 12のみです。
(撮影:裏辺金好)
DE15 1518
1975(昭和50)年に製造された国鉄のディーゼル機関車で、ラッセルヘッドを装備し除雪車として活躍した車両です。新製から長らく敦賀で活躍しますが、2015(平成27)年に「あいの風とやま鉄道」へ譲渡され、2023(令和5)年に「えちごトキめき鉄道」のD51レールパークにやってきたものです。
(撮影:裏辺金好)
ワフ29500形(ワフ29603)