静岡県富士山世界遺産センター〜静岡県富士宮市〜
静岡県富士山世界遺産センターは、2017(平成29)年12月23日に開館した博物館で、2013(平成25)年6月にユネスコの世界遺産に登録された「富士山─信仰の対象と芸術の源泉」を後世に守り伝えていくための拠点で、学術調査機能などを併せ持つ施設となっています。
設計は建築界のノーベル賞とも称されるプリツカー賞受賞者である坂茂。県産材を使った木格子を使用し、センター前面に湧水を引き込んだ水盤をつくり、建物の象徴である逆さ富士を水面に表現するとともに、鳥居が建ち、すぐ近くにある富士山本宮浅間大社とのネットワークを形成しています。
また、館内は1階から5階(最上階)を繋ぐらせんスロープを登りながら、映像等の展示を鑑賞することで擬似登山体験が出来るような構成となっているのが特徴です。
余談ですが、山梨県側では富士河口湖町に「山梨県立富士山世界遺産センター」が存在しています。
(上写真撮影:リン、それ以外:裏辺金好)
〇地図
○風景
大きな鳥居が目を引きます。
5階の屋外テラスから富士山の雄大な景色を遮るものなく見ることができます。