長崎市亀山社中記念館は、幕末に坂本龍馬を中心に活動した日本初の商社「亀山社中」の遺構を保存、公開している施設。亀山社中の「亀山」の由来は、この場所が長崎市伊良林の亀山という場所に由来するためで、ここを拠点に坂本龍馬は長岡健吉、近藤長次郎、陸奥陽之助、沢村惣之丞らと活動。海運業のほか、薩摩藩と長州藩の同盟を働きかけ、薩長同盟を実現。幕末史の大きなターニングポイントになっています。その後、亀山社中は海援隊となり、龍馬が暗殺されると、その遺産の一部は現在の三菱の基礎となっていきます。
なお、この建物についてですが、公式ホームページによると
「亀山社中記念館のある場所は、幕末に亀山焼の再興を図った一族が大正9年まで所有していたと登記簿に記されています。また、幕末の長崎地図に描かれた亀山一帯の建物は当建物らしいものを含めわずかであり、亀山社中が寄寓した建物であった可能性は高いと推測されます」
とのこと。さてさて・・・。
以前は個人所有でボランティア団体である「亀山社中ば活かす会」が管理公開していましたが、長崎市によって修復、復元が行われて平成21年8月より再公開しています。このページでは風頭公園の坂本龍馬之像とあわせてご紹介します。
(解説&撮影:裏辺金好)
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▼MAP
▼アクセス
長崎電気軌道新大工町電停より徒歩15分(登ります)
▼関連サイト
長崎市亀山社中記念館
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