崇福寺(そうふくじ)は、1629(寛永6)に明の僧超然が開山した黄檗(おうばく)宗の唐寺で、興福寺と並んで中国的な様式が見応えのある景観を形成しています。
その歴史は古く、興福寺から遅れること9年後の1629(寛永6)年に長崎在住の中国福建省の人達によって建てられたもの。当時は福州寺とも呼ばれていました。そして境内に残る建築は非常に古く、大雄宝殿(だいゆうほうでん/本堂)と第一峰門は国宝に指定。
入り口にあたる上写真の門は、1849(嘉永2)年の建築で、龍宮門造りと呼ばれる様式。国の重要文化財に指定されています。
(解説&撮影:裏辺金好)