登場年:1998年
使用航空会社:ハワイアン航空等
就航路線:ハワイ諸島内路線等
マクドネル・ダグラス社はDC−9−30等の100席クラスの機材の更新用に、MD−90を小型化の上操縦系統を最新化した機材として、MD−95として開発を開始した。
しかし、開発途上でマクドネル・ダグラスはボーイング社に吸収合併されることになった。いったんは宙に浮いた形となったMD−95であったが、ボーイングは100席クラス機材をラインナップに持っておらず、MD−95については、発注も比較的集まっていたこともあり、ボーイング717として開発を続行することになった。
機体サイズ自体は、ボーイング737−600と競合する部分があったが、航続距離は717の方が短く、短距離路線向きとして販売されていた。
しかし、実際には100席クラスの機材はボンバルディアやエンブラエルといったリージョナル機の方が圧倒的に人気があり、結局2006年に最終号機を引き渡して販売は終了した。
このボーイング717の販売終了をもってDC−9シリーズの生産はすべて終了し、マクドネル・ダグラス社の開発した旅客機の生産もすべて完了した。