エア・ドゥ
     Air Do


道民の翼として活躍を続けるエア・ドゥ
(写真:羽田空港/撮影:デューク)

●基本データ
設立年:1996年
IATAコード:HD
ICAOコード:ADO

●会社の解説
  1990年代の航空規制緩和で参入した新規系航空会社。
 北海道の企業や個人からの出資で設立され、大手各社の半額という料金設定をめざし、道民の翼として東京〜北海道間の航空運賃の低減に大きく寄与した。
 しかし、大手の特定便割引の攻勢で、思うように乗客が伸びず、さらに、羽田空港の発着枠の逼迫で、増便もできないという状態で、経営が厳しい状態が続いた。さして、創業に深く携わった浜田社長の死去とともに、経営の迷走が始まり、ついに経営破たんすることになった。
 ここで、日本航空と日本エアシステムの統合に危機感を抱いていたANAが支援を申し出、ANAとのコードシェア提携などによって経営再建を目指し、2005年には経営再建を果たした。

 その後、スカイマークからの経営統合の提案などもあったが、それを蹴ったため、スカイマークが北海道路線に進出、新たなる競合にさらされている。
 2012年に社名を愛称であったエア・ドゥに変更した。

●使用機材の紹介


 ボーイング767−300ER。
 エア・ドゥが就航当初から運航している機種で、主に羽田〜新千歳便で使用されている。国際線への進出も視野に入れていたこともあり、ERタイプの導入となった。
(写真:羽田空港/撮影:デューク)


 ボーイング767−300。
 ANAからリースされたJA8258のみ在籍。
(写真:羽田空港/撮影:デューク)


 ボーイング737−400。
 エアーニッポンが導入していたアイランドドルフィンをリース。当初2機であったが、1機はスカイネットアジア航空に転籍した。
(写真:新千歳空港/撮影:デューク)


 ボーイング737−500。
 エアーニッポンからのリース機。予備機材の確保や、新千歳〜仙台線の就航など機材の増加が必要になったため、新たに導入。今後さらに増勢の勢い。
(写真:羽田空港/撮影:デューク)