キャセイパシフィック航空
     Cathay Pacific Airways


質の高いサービスで人気のキャセイパシフィック航空
(写真:成田空港/撮影:デューク)

●基本データ
設立年:1946年
IATAコード:CX
ICAOコード:CPA

●会社の解説
 香港に本拠地を置く香港のフラッグキャリア。母体となったのはイギリス資本のスワイヤーグループで、アジア系の航空会社ながら、イギリスの洗練されたサービスを提供してきたため、高い評価を受けた。
 香港がイギリス統治下にあり、中国本土が中華人民共和国となると、中国本土へのデスティネーションとして香港が注目されるようになり、キャセイパシフィック航空の実績もされに合わせて大きく伸びていった。
 日本への乗り入れも1959年から始まっており、欧米線への進出とともに、アジア系航空会社として質の高いサービスを提供して、その人気を不動のものにした。現在ではシンガポール航空などとともに世界でも最も評価の高い航空会社の1社となっている。
 なお、キャセイパシフィック航空はサービスは最先端を行くほど洗練されたサービスを提供するものの、ハード面では非常に保守的な部分があり、特に機材は冒険をせずに実績のある機材を使っていく慎重さが目立ち、新機材の導入にこだわりを見せるシンガポール航空などとは好対照となっている。

●使用機材の紹介


 ボーイング747−400。
 日本線などの短距離線にも投入されているキャセイパシフィック航空の主力機材。
(写真:香港チェックラップコック国際空港/撮影:デューク)


 ボーイング777−300ER。
 ボーイング747に代わって主力機材として増備されている機材。主に長距離路線に投入されている。
(写真:香港チェックラップコック国際空港/撮影:デューク)


 ボーイング777−300。
 短距離路線から中距離路線まで高需要路線を中心に運航されている。
(写真:香港チェックラップコック国際空港/撮影:デューク)


 ボーイング777−200。
 ごく少数が導入されているが、777−300とともに運航されている。
(写真:香港チェックラップコック国際空港/撮影:デューク)


 エアバスA340−300。
 基本的には長距離路線機材で欧米路線を中心に運航されている。
(写真:香港チェックラップコック国際空港/撮影:デューク)


 エアバスA330−300。
 キャセイパシフィック航空の中でもっともオールマイティーに運航されている機材。日本路線もこの機材がメインとなる。
(写真:成田国際空港/撮影:デューク)