設立年:2005年
IATAコード:J7
ICAOコード:GXY
航空自由化が実施され、日本国内の空港運用も24時間化が進められるようになり、航空貨物分野の発展が望めるようになってきたが、その流れに乗り佐川急便が設立した航空貨物専業の航空会社。その後日本航空も出資し、運航開始までこぎつけた。
機材はエアバスA300Fで、24時間運用が可能な空港を中心に運航することで効率的な運用を目指し、収益性を上げていく方向性を示していた。また、親会社の佐川急便の商品取り扱いなど安定した収益が見込めていた。
しかし、実際に運航を開始してみると、中古機として購入した機材(1号機)の整備コストが想定を上回り、さらに燃油の高騰が追い討ちをかけた。もともと機材が2機と少なく、スケールメリットに限界があり、2008年になると債務超過状態に陥っていた。
結局、佐川急便などは支援を断念し、2008年10月で運航を停止することになり、会社自体も清算されてしまった。