登場年:1983年
(国内)使用航空会社:全日空グループ・日本航空グループ・オリエンタルエアブリッジ・天草エアライン
(国内)就航路線:伊丹〜高知、鹿児島〜屋久島等多数
カナダのデハビラント・カナダ社が開発したターボプロップ機。
もともとは30〜40人程度の小型機として開発されたが、ボンバルディア社に買収された後に登場した400シリーズは日本のYS−11と比べても大きく、かなり大型の機体となっている。
バリエーションとしては原型のDHC−8−100、エンジンを換装した−200、機体をストレッチした−300、−300をさらにストレッチした−400がある。ちなみに−100と−400では定員に倍近い差がある。また、−400から6枚プロペラとなっている。
なお、1996年より、エンジンの静粛性を高め、振動を防止する改造を施行しており、これらの機体はQシリーズと呼ばれるようになっている。
現在世界中のプロペラ機市場で販売されており、日本でも大手2社のグループのほか、コミューター路線を運行する航空会社でも使用されている。特に最新の−400型は巡航速度がジェット機と比べても遜色ないほどの性能を誇るため、急速に数を増やしている。
なお、一時期トラブルが続出していた−400であるが、2006年春以降しばらく安定した実績を積んでいたが、2007年の年明けとともに再びトラブルが続出するようになっており、特に日本国内では大きな問題となっている。