2006年8月27日(その1)
     JAC3640便(鹿児島→福岡)


引退間近のYS−11との別れがつらい。
(写真:福岡空港/撮影:デューク)

●搭乗区間・機種・座席
搭乗便:JAC3640便
搭乗区間:鹿児島→福岡
搭乗機種:YS−11
座席:4A

●搭乗日記
 今回の九州行きの最大の目的は、いよいよ9月末で引退するYS−11の、私にとってのラストフライトをしようということだった。
 朝、鹿児島空港に到着するとコミューター路線用の飛行機がずらっと並んでいて爽快であったが、その中に2機のYS−11がいた。貫禄があり、その存在感はさすがだなと思った。
 搭乗口には私と同様にYS−11の引退を惜しむファンと思われる人もかなりいたのがわかった。
 飛行機まではバスで移動となったが、乗車していたのは1分ほどですぐに飛行機についた。すぐにでも乗りたいところであったが、外観を少し撮影しておくことにした。
 今日の搭乗率は50%くらいであったが、ファンと思しき人も結構いたので、引退が近くなり、特別な路線になりつつあるかなぁという気もした。しかし、私もYS−11に搭乗するのは実に20年振りくらいで、搭乗したときの記憶も薄れつつあったのだが、機体を目の前にして搭乗していた頃の記憶が甦ってきて、思い出に浸る日ことができた。そういえば、全日空以外の会社の飛行機に(自分の意思で)搭乗したのは実は初めてかもしれない・・・。
 私の今回の座席は4Aであったが、まったく予想もしていなかったプロペラの真横の席だった。力強いプロペラの回転はもうすぐ引退するような機体とは思えないほど頼もしいものだった。
 飛行中、CAの方から搭乗証明書やポストカードなどをもらって、およそ1時間のフライトはそれこそあっという間に終わった。タラップを降りてYS−11のほうを振り返ったとき、これで最後なんだなと思うと、そのまま到着ロビーへ向かうのは少しつらいものがあった。
 今回は搭乗の際に撮影した写真の紹介もして名残を惜しむことにしよう・・・(爆)。
●とある小市民DにとってのYS−11ラストフライト特集

 朝の鹿児島空港。奄美諸島方面へのコミューター路線の基点となる鹿児島ではこんな光景もみることができる。
 YS−11が2機いるのがおわかりいただけるだろうか。
(写真:鹿児島空港/撮影:デューク)

 「ありがとうYS−11」。
 YS−11の就航路線を中心に見かけることができる。ラストへ向けて静かに盛り上がり始めている。
(写真:鹿児島空港/撮影:デューク)

 搭乗口のすぐ前にいたYS−11。この機体に搭乗するのかと思っていたら、違っていた。絶好の位置に止まっていたため、多くの人がその雄姿を撮影していた。
(写真:鹿児島空港/撮影:デューク)

 こちらが私の搭乗した機体。
 「ありがとう日本の翼」。まさに日本の航空路線の開拓にYS−11が果たした役割は絶大である。
(写真:鹿児島空港/撮影:デューク)


 タラップをあがり搭乗する。
 この光景も懐かしい光景だった。プロペラの大きさもよくわかる。
(写真:鹿児島空港/撮影:デューク)


 コックピットのあたりをアップで。
 特徴的な先頭部分であるが、私はこのデザインが非常に好きである。
(写真:鹿児島空港/撮影:デューク)

 扉にはこのようなものが張ってあった。
(写真:鹿児島空港/撮影:デューク)

 機内の様子。2+2という座席配置であり、ワイドボディー機に乗るのが常になりつつある最近の状況だとやはり小ぢんまりとしている印象だ。
 なお、この写真はデジタルカメラでの撮影ではない(念のため)。
(写真:鹿児島空港/撮影:デューク)

 見よ、この力強いプラペラの回転を!!高度はさほど高くなく、景色を見るにはちょうど良い感じだった。
(写真:どのあたりだろう?/撮影:デューク)

 青い海と青い空が印象的であった。
(写真:島原半島付近/撮影:デューク)

 福岡空港に到着。
 全体の外観を良いアングルから撮れることもあって、多くの人がカメラを向けていた。
 一足早いが、ありがとうYS−11。そして私は決して忘れない。
(写真:福岡空港/撮影:デューク)
 


2006/08/27更新(2006/08/27初版)