急行【ちくま】
EF58形+20系客車時代の「ちくま」。1979年9月撮影。
(写真:山陽本線 塚本駅/撮影:ひょん君)
●基本データ
登場年:1959(昭和34)年 *準急として / 1961(昭和36)年 *急行列車化運転区間:大阪〜長野
元使用車種:キハ58系、12系、14系、20系、165系、167系、381系、383系など
●列車の解説
1959(昭和34)年に客車の準急として大阪〜長野間で運転を開始。長野行きが夜行列車、大阪行きが昼行列車という形態の列車で、1961(昭和36)年10月1日改正でキハ57系・キハ58系による急行列車となった。1966(昭和41)年3月29日からは2往復化され、1968(昭和43)年10月1日改正からは客車による1往復も運転されるようになった。さらに1971(昭和46)年には1往復が特急「しなの」となり、「ちくま」は夜行列車1.5往復、昼行列車0.5往復の陣容に。
1978(昭和43)年10月からは夜行列車分に対して20系+12系座席車が投入。1978(昭和53)年10月2日からは1往復が165系、167系化され、キハ58系は運用から退いた。さらに1986(昭和61)年11月1日改正からは20系に変わって14系寝台車が投入される一方、165系使用の列車は臨時列車へ格下げ。「ちくま」は定期1往復の体制となった。
さらに1997(平成9)年10月1日から、383系が投入されて電車化されたが、2003(平成15)年10月1日改正より381系による臨時急行に格下げ。2005(平成17)年秋以降、団臨形式のリバイバル運転(*2009年)を除いて運転されていない。
●ギャラリー
2009(平成21)年2月に、しなの鉄道169系を用いて長野〜松本間でリバイバル運転された「ちくま」。
(写真:信越本線 長野駅/撮影:裏辺金好)