急行【伯耆】
「やくも」を補完する急行として活躍した。
(写真:伯備線 新見〜布原信号場間/撮影:ひょん君)
●基本データ
登場年:1968(昭和43)年/1975(昭和50)年運転区間:大阪〜上井・鳥取・米子など → 岡山〜米子
元使用車種:キハ58系など
●列車の解説
1968(昭和43)年10月1日改正で大阪〜上井・鳥取・米子間の急行として誕生(列車によって運転区間や併結相手は異なる)。急行「但馬」「みまさか」「ひるぜん」「石見」などと併結運転を行い、関西と山陰を結んだ。1975(昭和50)年3月10日改正で、それまでの「伯耆」は「みささ」に改称。代わって、岡山〜浜田・小郡間を伯備線・山陰本線経由で結んでいた急行「しんじ」2往復を、岡山〜米子間(伯備線経由)に短縮の上で、これを「伯耆」として新たに設定した。
そして、キハ181系特急「やくも」の補完列車として活躍してきたが、1982(昭和57)年7月1日に伯備線全線と山陰本線伯耆大山〜知井宮(現・西出雲)間電化に伴うダイヤ改正によって、381系が投入された特急「やくも」に統合されて廃止された。
●ギャラリー
トップの写真で岡山に向かった伯耆2号の折り返しの伯耆3号。※1982年撮影
(写真:伯備線 新見〜布原信号場間/撮影:ひょん君)