急行【伊豆】


時には修学旅行色の167系も運用に入った急行「伊豆」。1977年8月撮影。
(写真:東海道本線 東京駅/撮影:ひょん君)

●基本データ

登場年:1953(昭和28)年
運転区間:東京〜修善寺・伊東(のち伊豆急下田に延長)
元使用車種:80系、153系、157系、165系、167系

●列車の解説

 1953(昭和28)年3月15日、準急「伊豆」として80系電車を用いて東京〜伊東・修善寺で、運転を開始。準急「あまぎ」を改称したものである(後に「あまぎ」の名称も復活している)。1959(昭和34)年に153系に置き換えられ、1963(昭和38)年10月1日からは165系による「第2伊豆」が運転を開始。

 1964(昭和39)年11月1日からは、157系による急行列車となり、東京〜伊豆急下田・修善寺で1往復運転。1968(昭和43)年10月1日改正では他の列車を統合することで、「伊豆」は急成長。153系が運用に加わったほか、165系急行「ごてんば」を併結する列車も登場した。

 1981(昭和56)年3月28日からは185系の投入が始まり、そして同年10月1日に特急「あまぎ」と共に統合され、185系による特急「踊り子」となり、歴史に幕を閉じた。

 その後、2011年7月2日・3日に団体臨時列車形式で113系を使用した急行「伊豆」が、2012(平成24)年5月12日、13日にも団体臨時列車形式で211系を使用した急行「伊豆」が運転されている。

●ギャラリー


2011(平成23)年7月2日、湘南色とスカ色の113系を併結して運転された急行「伊豆」。
(写真:山手線 田町駅より/撮影:裏辺金好)

211系の東海道線からの引退を惜別して運転された急行「伊豆」。
(写真:伊豆急行線 河津駅/撮影:yukke)

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