急行【おが】
数ある20系寝台列車の中で、JR化後も上野を発着していた急行「おが」。最後は臨時列車だった。また、列車名は平仮名だがトレインマークは漢字。
(写真:東北本線 上野駅/撮影:daikiti)
●基本データ
登場年:1961(昭和36)年運転区間:上野〜新津〜秋田
使用車種:14系、20系
●列車の解説
1961(昭和36)年10月改正で急行「男鹿」として誕生。1963年には「おが」と平仮名の愛称に変更され、2往復に(20系を使用)。しかし1965(昭和40)年10月に1往復が青森延長されると「津軽」に、残り1往復も1970年10月に寝台特急に格上げの上で「あけぼの」と改称し、以後は昼間の急行列車の愛称に。1985年に東北新幹線が上野開業を果たすと、昼間の急行「おが」は廃止。臨時で夜行急行「おが」が20系で運転されるようになった。JR化後も臨時のままで生き残り、1992(平成4)年には使用車両が14系に変更されたが、この体制も長くは続かず、1994(平成6)年に廃止となった。