急行【丹波】
長編成のキハ58系が福知山線をゆく。※1981年撮影。
(写真:福知山線 生瀬〜武田尾/撮影:ひょん君)
●基本データ
登場年:1960(昭和35)年(※準急として)/1966(昭和41)年(※急行化)運転区間:大阪〜福知山・城崎・豊岡
元使用車種:キハ55系、キハ58系
●列車の解説
福知山線初の準急列車として、大阪〜城崎(※現・城崎温泉)間にキハ55系による設定されたのが始まり。編成の一部は宮津線(現・北近畿タンゴ鉄道宮津線)を経由する。その後キハ58系も投入され、また1962(昭和37)年に大阪〜豊岡、1963(昭和38)年に大阪〜福知山駅間がそれぞれ1往復増発。1961(昭和41)年には急行列車に格上げされた。1968(昭和43)年10月1日改正では準急「はしだて」(大阪〜天橋立)を統合して4往復に成長。その後、普通列車として鳥取まで運転される列車も現れたが、基本的にはこの体制で推移し、1986(昭和61)年11月1日改正で485系特急「北近畿」の誕生によって廃止になった。その後、1996(平成8)年3月16日改正で京都〜福知山間にて183系による特急「たんば」が登場したが、2011(平成23)年3月12日改正で「きのさき」に統合され、再び愛称が消滅している。