急行【津軽】


上野駅を目指して上京する夜行急行。※1982年撮影
(写真:東北本線 蒲須坂〜片岡/撮影:ひょん君)

●基本データ

登場年:1961(昭和36)年
運転区間:上野〜青森
元使用車種:EF58形、EF64形、EF65形、ED75形、10系、14系、20系、スハ43系、583系など

●列車の解説

 1954(昭和29)年10月1日改正で、上野〜青森間(上越線・羽越本線経由)の不定期客車急行として誕生。1956(昭和31)年11月19日から東北本線・奥羽本線の定期夜行急行「鳥海」を青森に延長し、これを「つがる」と名称を変更した。さらに1965(昭和40)年10月1日改正では2往復体制となった。

 1982(昭和57)年11月15日に東北新幹線が本格開業すると、1往復は寝台特急「あけぼの」に格上げ。残る1往復は20系客車に置き換えられた。さらに翌年7月1日からは14系客車に置き換えられている。

 さらにJR化後の1990(平成2)年9月1日からは583系電車に変更。さらに1992(平成4)年7月1日からは485系電車に変更となった。そして、1993(平成5)年10月1日からは再び583系化され、同年12月1日からは臨時列車となった。リバイバル運転を除けば、1998(平成10)年1月4日の運転が最後となっている。

 現在、「津軽」の名前は特急「つがる」として転用されており、東北新幹線八戸開業時には八戸〜青森〜弘前間の特急として、さらに東北新幹線新青森駅開業時には青森〜大館・秋田間の特急となっている。

●ギャラリー


10系寝台+12系客車の編成は「きたぐに」とこの列車 ※1982年9月撮影
(写真:東北本線 上野〜尾久 ※山手線 日暮里〜西日暮里/撮影:ひょん君)

東北本線を行く「津軽4号」。夜行客車急行も波動輸送対応で座席車が主体の編成。※1982年9月撮影
(写真:東北本線 東大宮〜蓮田/撮影:ひょん君)

14系急行「津軽」の愛称&行先表示。※1985年3月撮影
(写真:東北本線 上野駅/撮影:ひょん君)  

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