急行【よしの川】
2007年10月20日にリバイバル運転された急行「よしの川」。運転末期と同様のキハ58形+キハ65形の2両編成。
(写真:土讃線 阿波池田駅/撮影:リン)
●基本データ
登場年:1963(昭和38)年(※準急として)/1966(昭和41)年(※急行化)運転区間:徳島〜高知
元使用車種:キハ58系、キハ185系
●列車の解説
徳島〜高知間の準急として1963(昭和38)年10月1日改正で運転を開始し、1966(昭和41)年10月1日改正で急行列車に格上げ。1968(昭和43)年10月1日改正では一部列車が小松島線に乗り入れ、徳島〜小松島港駅間を快速列車として運転していた。区間運転を含めて最盛期には7往復を数えていたが、1980(昭和55)年10月1日改正では小松島港・徳島〜阿波池田間に短縮し、6往復に。1985(昭和60)年3月14日改正では、2往復化され、さらに小松島線廃止に伴い牟岐線の南小松島駅発着(徳島〜南小松島間は快速)になるが、1986(昭和61)年11月1日からは徳島〜阿波池田間の運転へ短縮された。
それでも四国のキハ58系急行が続々と特急化される中、1996(平成8)年3月16日改正でキハ185系特急「剣山」が徳島線で運転を開始しても、1往復化された上で急行「よしの川」は存続。1998(平成10)年3月14日改正では、キハ185系化されて、吉野川をイメージした絵入りのトレインマークを装備した。
しかしながら、その運転期間は1年で終わり、1999(平成11)年3月13日改正で特急「剣山」に格上げ・統合されて、ついに廃止となった。なお、ラストランはキハ58形+キハ65形で実施されている。
●ギャラリー
徳島駅で急行「阿波」(左)と並ぶ。 ※1985年3月撮影。
(写真:徳島線 徳島駅/撮影:ひょん君)
廃止直前の小松島港駅に停車中の「よしの川」。なお、徳島〜小松島港間は快速としての運転。 ※1985年3月撮影。
(写真:小松島線 小松島港駅/撮影:ひょん君)
小松島港駅に停車中の「よしの川」。 ※1985年3月撮影。
(写真:小松島線 小松島港駅/撮影:ひょん君)
小松島駅に入線する「よしの川」。(※1985年3月撮影。)
小松島港駅はフェリー乗継のために設置された、小松島駅の構内の扱いで、両駅は目と鼻の先。
(写真:小松島線 小松島駅/撮影:ひょん君)
2007年10月20日にリバイバル運転された急行「よしの川」。
撮影用に、キハ185系時代のトレインマークをイメージしたヘッドマークを掲出。
(写真:土讃線 阿波池田駅/撮影:リン)