急行【ゆのか】


日豊本線では485系の車両数の関係で、1982年まで急行電車が残されました 。※1982年2月撮影。
(写真:日豊本線 豊前松江〜宇島/撮影:ひょん君)

●基本データ

登場年:1951(昭和26)年(*臨時準急として)/1966(昭和41)年(*急行として)
運転区間:博多〜別府〜博多 → 門司港・小倉・博多・熊本〜大分
元使用車種:キハ55系、キハ58系、475系など

●列車の解説

 1951(昭和26)年11月25日に、博多〜別府間の臨時準急として誕生。1956(昭和31)年11月19日より定期列車化され、さらに1960(昭和35)年2月5日からはキハ55系を用いて、博多〜日田〜別府〜小倉〜博多と九州北部を一周する列車となった。さらに1965(昭和40)年10月1日改正でキハ58系化され、上りは博多〜小倉〜別府〜〜日田〜博多、下りは博多〜日田〜別府間の運転となった。

 1966(昭和41)年より急行に格上げ。急行「にちりん」、急行「佐多」などと一部区間を併結した時期もあった。さらに1968(昭和43)年10月1日改正で、一部を除き475系電車に置き換えられ、博多〜大分間の急行となった。

 1972(昭和47)年3月15日改正では、キハ58系で運転されていた「ゆのか2号」が475系化され車種が統一されたほか、熊本〜大分、門司港〜大分の運用が設定。さらに1975(昭和50)年3月10日改正では、博多・小倉〜大分へ運転区間が変更された後、1982(昭和57)年11月15日改正で廃止された。

 なお、2010(平成22)年2月7日にキハ65形+キハ58形を用いて門司港〜大分間でリバイバル運転が実施されている。

●ギャラリー


475系による急行「ゆのか」。1980年9月撮影。
(写真:鹿児島本線 吉塚駅/撮影:ひょん君)  

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