特急【四国まんなか千年ものがたり】


キハ185系が大胆にイメージチェンジ。前後・左右で車両の色が違うのが特徴的。
(写真:土讃線 大歩危駅/撮影:ネオン)

●基本データ

登場年:2017(平成29)年
運転区間:多度津〜大歩危
使用車種:キハ185系

●列車の解説

 JR四国が「伊予灘ものがたり」に続いて誕生させた本格的な観光列車で、毎週金曜・土曜・日曜と祝日に多度津〜大歩危間で1往復運行するのが基本。扱いは全車グリーン車の特急列車で、乗車券のほかに特急券・指定席グリーン券が必要。また、午前運行の下り列車(多度津発)は「そらの郷紀行」、午後運行の上り列車(大歩危発)は「しあわせの郷紀行」の愛称がついている。

 コンセプトは「おとなの遊山」。その昔、徳島の子ども達は桃の節句になると、近くの野や山にお弁当を持って遊びに出かけ1日を過ごす遊山(ゆさん)を楽しんでいたことに因み、気軽に楽しめる列車旅にアレンジしている。

 使用されるのはキハ185系で、1号車(キロ185-1001)が「春萌(はるあかり)の章」として緑色、2号車(キロ186-1002)が「夏清(なつすがし)の章」として青色、そして反対側を「冬清(ふゆすがし)の章」として白色、3号車が「秋彩(あきみのり)の章」として赤色を基調とした車体になっているのが特徴。

 車内は「日本のたたずまい」をコンセプトに徳島県産の杉材などを使用。2号車ではカウンターでは飲食物やお土産などグッズ販売を行っている。また、食事の提供を行っているが、別途、事前の食事予約券が必要である。

●ギャラリー


1号車(キロ185-1001)の車内。
(撮影:ネオン)

食事は事前予約制だが、軽食や地ビール、地酒などは車内で注文可能。
(撮影:ネオン)

1号車(キロ185-1001):「春萌(はるあかり)の章」。キハ185-14からの改造車。
(写真:土讃線 多度津駅/撮影:裏辺金好)


2号車(キロ186-1002):「夏清(なつすがし)の章」と「冬清(ふゆすがし)の章」。キロ186-4からの改造車。
(写真:土讃線 多度津駅/撮影:裏辺金好)

3号車(キロ185-1003):「秋彩(あきみのり)の章」。キハ185-3102からの改造車。
(写真:土讃線 多度津駅/撮影:裏辺金好)

(写真:土讃線 善通寺〜琴平/撮影:ひょん君)

(写真:土讃線 讃岐財田駅/撮影:リン)

(写真:土讃線 阿波川口駅/撮影:リン)

(撮影:リン)

↑ PAGE TOP