特急【あさぎり】
運転区間短縮後は小田急60000形が使用された。
(写真:小田急小田原線 海老名駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
登場年:1991(平成3)年運転区間:新宿(小田急)〜沼津 → 新宿(小田急)〜御殿場
使用車種:371系、20000形 → 60000形
●列車の解説
JR東海と小田急電鉄が共同で運行する特急列車で、元々は小田急電鉄が1959(昭和34)年に特別準急「朝霧」として運転を開始した、国鉄御殿場線に直通する気動車準急が愛称のルーツである。1968(昭和43)年7月からは、御殿場線電化に伴い小田急ロマンスカー3000形に車両を変更し、同年10月改正で国鉄から準急の呼称を廃止したことにより、御殿場線内では急行「あさぎり」となった。そして1991(平成3)年3月改正で、3000形の引退と共に、JR東海が371系を、小田急が20000形を新造して、共同で特急「あさぎり」として運転を開始。運転区間が御殿場から沼津へと延長されている。
2012(平成24)年3月改正では、371系と20000形が「あさぎり」運用から離脱し、全列車が小田急60000形(MSE)での運用に変更されると共に、運転区間が新宿〜御殿場間に短縮することになった。
2018(平成30)年3月18日改正で、列車名を「ふじさん」に改称。車両は引き続き60000形が使用される。
●ギャラリー(371系、20000形)
100系新幹線をイメージしたJR東海371系(左)と小田急20000形(右)。
(写真:御殿場線 谷峨駅/撮影:裏辺金好)
(写真:小田急小田原線 南新宿駅/撮影:裏辺金好)
(写真:小田急小田原線 秦野駅/撮影:裏辺金好)
(写真:小田急小田原線 南新宿駅/撮影:裏辺金好)
371系トレインマーク。
(撮影:裏辺金好)
小田急20000形「あさぎり」。
(写真:御殿場線 沼津駅/撮影:裏辺金好)