特急【月光】
昼夜兼用の特急581系が最初に投入された列車。
(写真:九州鉄道記念館/撮影:裏辺金好)
●基本データ
登場年:1967(昭和42)年運転区間:新大阪〜博多 →岡山〜博多・西鹿児島
使用車種:581系
●列車の解説
国鉄が運転した夜行特急で、昼は座席、夜は寝台という画期的な座席転換システムを装備した581系が最初に投入された記念すべき列車。夜行急行「海星」を格上げして、1967年10月改正で誕生。昼間は特急「みどり」として、夜間は特急「月光」として581系の運用を開始した。1972(昭和47)年3月改正では、山陽新幹線岡山開業に伴い運転区間を岡山〜博多・西鹿児島へ変更。
そして1975(昭和50)年3月改正で山陽新幹線が博多まで全通すると、夜行列車の縮小が行われ、「月光」は廃止になってしまった。
●ギャラリー
(写真:九州鉄道記念館/撮影:裏辺金好)
九州鉄道記念館で保存されているクハネ581−8は、方向幕は「月光」のものを掲出している。
(写真:九州鉄道記念館/撮影:裏辺金好)