特急【白鳥】


(写真:津軽海峡線 津軽今別駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

登場年:2002(平成14)年
運転区間:新青森〜函館 /2010(平成22)年12月改正までは、八戸〜青森〜函館
元使用車種:485系

●列車の解説

 2002(平成14)年、東北新幹線は盛岡から八戸まで延長され、新たに「はやて」によって運転を開始した。この「はやて」と八戸で接続して、北海道の玄関口である函館に向かう特急が設定されたが、このうち485系列車には長らく青函連絡特急として活躍してきた「白鳥」の名が採用された。


 当初は5往復が設定され、789系「スーパー白鳥」とともに、それまでの函館行きの特急「はつかり」や、快速「海峡」のあとを引き継ぎ、青函連絡の重責を担ったが、平成18年のダイヤ改正で1往復が「スーパー白鳥」となり、「白鳥」は4往復となった。


 2010(平成22)年12月の東北新幹線が新青森開業では、運転区間を新青森〜青森〜函館に変更して、定期では2往復が継続していたが、2016(平成28)年3月26日の北海道新幹線(新青森〜新函館北斗)開業に伴い運転を終了することになり、地上設備改修工事の兼ね合いで、新幹線開業に先立つ同年3月21日に廃止された。


●ギャラリー


往年の姿を髣髴させる国鉄色の485系「白鳥」。予備として残っていた国鉄色の485系が時々定期運用に入っていたが、往年の「白鳥」を髣髴させる光景だった。2006(平成18)年のダイヤ改正で国鉄色編成が転属したため、過去の光景となってしまった。
(写真:東北本線 青森駅/撮影:デューク)

(写真:東北本線 三沢駅/撮影:裏辺金好)

(写真:津軽海峡線 津軽今別〜竜飛海底/撮影:裏辺金好)

(写真:津軽海峡線 木古内駅/撮影:裏辺金好)

白鳥に用いられた485系3000番台の車内。
(撮影:裏辺金好)

白鳥の愛称・行先表示。
(撮影:裏辺金好)

↑ PAGE TOP