特急【明星】
文字マーク時代の寝台特急「明星」。583系運用が華やかだったころ。
(写真:東海道本線 京都駅/撮影:札幌人様 禁転載)
●基本データ
登場日:1968(昭和43)年10月1日 / 廃止日:1990(平成2)年3月10日運転区間:新大阪〜熊本 → 京都・新大阪〜博多・西鹿児島
元使用車種:581系、583系、20系など
●列車の解説
大規模な改正が行われたヨンサントオこと1968(昭和43)年10月改正で登場。新大阪〜熊本間で運転されていた寝台急行「ひのくに」を特急に格上げし、登場間もない月光型583系特急電車を投入したことに伴い、愛称を変更したものである。なお、「明星」の名前はそれまで、「銀河」と共に東京〜大阪間で運転される寝台急行に付けられていた。山陽新幹線が博多駅まで開業した1975(昭和50)年3月改正では、電車3往復、客車4往復の計7往復にまで成長。しかし、それから間もなく廃止が相次ぐようになり、1982(昭和57)年11月改正で客車1往復にまで縮小。さらに1986(昭和61)年11月改正で、20系による臨時列車へ格下げされた。それも1990(平成2)年3月改正で、臨時寝台急行「霧島」へ格下げされ、愛称が消滅した。
●ギャラリー
1977年4月撮影の「明星」。
(写真:山陽本線 姫路駅/撮影:ひょん君)
1977年10月1日改正での絵入りマーク化を先取りして運転。*1978年9月17日撮影
(写真:山陽本線 英賀保〜網干/撮影:ひょん君)
絵入りマークとなった「明星」。1978年11月撮影。
(写真:山陽本線 姫路駅/撮影:ひょん君)
14系座席車による「明星52号」。1980年8月撮影。
(写真:山陽本線 英賀保〜網干/撮影:ひょん君)
24系による「明星6号」。1981年8月撮影。
(写真:山陽本線 英賀保〜網干/撮影:ひょん君)