特急【おはようとちぎ】

 
なすの号を改称して登場した朝の特急であった。
(写真:東北本線(宇都宮線) 氏家駅〜宝積寺駅/撮影:Akku)

●基本データ

登場年:1995(平成7)年
運転区間:黒磯、宇都宮→新宿
使用車種:185系

●列車の解説

 かつて、宇都宮線には急行格上げの新特急「なすの」が設定されていたが、所要時間や割高感が影響し利用が低迷し、90年代に次々と快速化され、朝に上り1本、夕方に下り1本となっていた。そこで1995(平成7)年12月1日、東北新幹線東京駅〜那須塩原駅間の「あおば」を「なすの」に改称すると共に、在来線の新特急は朝を「おはようとちぎ」、夕方を「ホームタウンとちぎ」と改称した。

 2002(平成14)年、JR東日本が「新特急」の称号を廃止したため、特急となった。「通勤ライナー」的な性格の列車で、のちの普通列車グリーン車や湘南新宿ラインの設定後も健闘していたが、2008(平成20)年3月改正で古河行きホームライナーの対となる、宇都宮始発の2号がホームライナーと共に廃止となり、2010(平成22)年12月4日改正で、残っていた1本も下り「ホームタウンとちぎ」と共に廃止となった。

 車両は田町車両センターの185系200番台の7両編成で、1両がグリーン車指定席となっている他は普通車自由席であった。当初普通車は転換クロスシートであったが、1999(平成11)年より開始された車両リニューアルにより回転リクライニング式となった。

○ギャラリー


朝の新宿の高層ビル群?をイメージしたと思われるヘッドマーク。 (撮影:裏辺金好)

(撮影:裏辺金好)

(写真:東北本線 大宮駅/撮影:裏辺金好)

(写真:東北本線 大宮駅/撮影:デューク)

(写真:東北本線 東大宮駅/撮影:裏辺金好)  

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