特急【おおとり】


キハ80系を使用していたころの「おおとり」※1983年8月撮影 (写真:室蘭本線 長万部駅/撮影:ひょん君)

●基本データ

登場年:1969(昭和34)年
運転区間:函館〜釧路 → 函館〜網走
元、使用車種:キハ80系、キハ183系

●列車の解説

 元々は151系特急電車を使用した、東京〜名古屋間の特急として愛称が与えられたものだが、東海道新幹線開業に伴い廃止となり、1969(昭和34)年10月1日改正で北海道の気動車特急として愛称が転用。当初は函館〜網走間で運転されると共に、滝川駅で編成を分割し、釧路駅にも直通することにより、特急「おおぞら」の補完を兼ねていた。しかし、1年後の1970(昭和45)年10月1日改正では、釧路駅発着は特急「おおぞら」に分離し、「おおとり」は函館〜網走間のみの運転となった。

 この体制のままJR発足を迎えたが、1988(昭和63)年3月13日改正で青函トンネルが開業したことにより特急の運転形態が大幅に改められ、「おおとり」は函館〜札幌を特急「北斗」、札幌〜網走を特急「オホーツク」へと系統分離され、愛称が消滅した。なお、大半はキハ80系での運転だったが、運転末期はキハ183系を使用。また、その後もキハ183系によるリバイバル運転が何度か行われている。

●ギャラリー


キハ80系時代の特急「おおとり」。※1984年7月撮影
(写真:函館本線 七飯・仁山〜大沼 /撮影:ひょん君)

2009年3月に国鉄色キハ183系を使用してリバイバル運転された時の模様。
(写真:函館本線 苗穂〜白石/撮影:札幌人)

同じく2009年3月に国鉄色キハ183系を使用してリバイバル運転された時の模様。※回送時
(写真:石勝線 追分駅/撮影:札幌人)

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