特急【スーパー白鳥】


(写真:東北本線 小川原駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

登場年:2002(平成14)年
元運転区間:新青森〜函館 /2010(平成22)年12月改正までは、八戸〜青森〜函館
元使用車種:789系

●列車の解説

 青函連絡はJR化後すぐに青函トンネルが開通し、大きく変化を遂げたが、旅客輸送の主力は特急「はつかり」と快速「海峡」であった。しかし、徐々に利用客が落ちていき、特に「海峡」は青森発着で新幹線を利用する場合などは乗換えの手間が増えるという問題もあり、改善を求める声も多かった。

 そんな中で、2002(平成14)年12月に東北新幹線が盛岡から八戸まで延長開業し、これにあわせて特急列車等の運行体系が大きく変わることになったが、ここで青函連絡列車は一部を除いて新幹線に接続した特急となった。ここで登場したのが「白鳥」と「スーパー白鳥」で、「スーパー白鳥」はJR北海道の789系電車によって運転される列車に命名され、好評を博した。

 2010(平成22)年12月改正で東北新幹線が新青森駅まで開業すると、運転区間が新青森〜青森〜函館に変更され、東北本線(→青い森鉄道)からは撤退。引き続き青函連絡の使命は変わらないものの、運転区間は大幅に短縮された。

 そして、2016(平成28)年3月26日の北海道新幹線(新青森〜新函館北斗)開業に伴い運転を終了することになり、地上設備改修工事の兼ね合いで、新幹線開業に先立つ同年3月21日に廃止された。

●ギャラリー


トレインマーク
(撮影:裏辺金好)

2010(平成22)年12月改正で八戸からは撤退。この姿も過去のものとなった。
(写真:東北本線 八戸駅/撮影:裏辺金好)

(写真:東北本線 三沢駅/撮影:裏辺金好)

(写真:東北本線 新青森駅/撮影:裏辺金好)

増結用に改造された785系2両を先頭に入線。
(写真:東北本線 新青森駅/撮影:裏辺金好)

(写真:津軽海峡線 津軽今別駅/撮影:裏辺金好)

(写真:津軽海峡線 津軽今別〜竜飛海底/撮影:裏辺金好)

(写真:江差線 木古内駅/撮影:裏辺金好)

(写真:函館本線 五稜郭駅/撮影:裏辺金好)

愛称・行先表示
(撮影:裏辺金好)

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