特急【スーパーカムイ】


道央の主力列車として運転を開始した「スーパーカムイ」だったが、現在は「ライラック」「カムイ」の2本立てに。
(写真:函館本線 白石駅/撮影:デューク)

●基本データ

登場年:2007(平成19)年
元運転区間:札幌〜旭川
元使用車種:785系・789系

●列車の解説

 昭和50年代から活躍してきた781系は過酷な北海道の地で30年近くにわたって活躍してきたが、いよいよ老朽化が著しくなってきた。その置き換え用に登場したのが789系1000番台であったが、従来から781系を使用してきた「ライラック」にとどまらず、785系の「スーパーホワイトアロー」も一部を置き換えることが決定。全列車が同一の停車駅でほぼ同じ所要時間で走れるようになったため、「ライラック」と「スーパーホワイトアロー」の愛称を統合することになった。

 この結果、登場したのが「スーパーカムイ」であった。一部の列車を除いて札幌〜旭川間は80分に統一され、これまた一部の列車に785系が使用されるほかは789系となり、道央の主力列車となった。

 「スーパーホワイトアロー」と同じく新千歳空港まで「エアポート」として足を伸ばす列車も引き続き運転されていたが、2016(平成28)年3月26日改正で直通運転を終了。さらに、2017(平成29)年3月4日改正で「スーパー白鳥」から転用された789系0番台による特急「ライラック」と、789系1000番台を使用する特急「カムイ」に再編され、スーパーを冠した愛称が消滅した。

●789系



快速「エアポート」として千歳線まで乗り入れる「スーパーカムイ」。新千歳空港まで行く列車はヘッドマークに「エアポート」という文字も。
(写真:函館本線 滝沢駅/撮影:裏辺金好)

(写真:函館本線 砂川〜滝川/撮影:ひょん君)

 「スーパーカムイ」の行先表示機。LEDとなったが、比較的見やすくまとまっていて好感が持てる。
(撮影:デューク)

●785系


(写真:函館本線 札幌駅/撮影:リン)

(写真:函館本線 白石駅/撮影:リン)

(写真:函館本線 白石駅/撮影:リン)

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