特急【スーパーまつかぜ】
冬の山陰本線を行く「スーパーまつかぜ」。(写真:山陰本線 倉吉〜下北条/撮影:デューク)
●基本データ
登場年:2003(平成15)年使用車種:キハ187系
主な運転区間:鳥取⇔米子・益田
●列車の解説
2001(平成13)年に山陰本線の安来〜益田間が高速化されたが、この後の特急等の利用客数は4割増となり、様子見に徹していた鳥取県側も、これを期に高速化の要望をJR西日本に示した。これを受けて鳥取県側の高速化もスタートし、およそ2年の歳月をかけて平成15年についに高速化が完了したが、鳥取県内を中心に列車体系が大幅に変わることになった。特に特急と快速のネットダイヤ化が行われた。これに伴い、それまでの「スーパーくにびき」も愛称を改称することになり、山陰本線初の特急であった「まつかぜ」の名を襲名し、「スーパーまつかぜ」となった。車両は変わることなくキハ187系であったが、鳥取県内の速度向上が功を奏し、大幅な時間短縮を実現した。運用としては「スーパーくにびき」に対して、鳥取県内での運用に重点が移り、最大で5.5往復が設定されるようになった。
●ギャラリー
(写真:山陰本線 鳥取駅/撮影:裏辺金好)(写真:山陰本線 泊〜松崎/撮影:ひょん君)
石見キャラクタートレイン仕様のキハ187系による「スーパーまつかぜ」。
(写真:山陰本線 安来〜荒島/撮影:ひょん君)
(写真:山陰本線 直江〜出雲市/撮影:裏辺金好)
貫通扉のところにはLED式のヘッドマークがあるが、小さい。しかも読みにくいのが難点だ。しかし、キハ185系までの伝統に従い(?)ヘッドマークがあるだけでも良しとしなければならない・・・というところか。
(撮影:裏辺金好)