特急【タンゴエクスプローラー】


(写真:福知山線 下滝駅/撮影:ひょん君)

●基本データ

登場年:1990(平成2)年
運転区間:京都〜西舞鶴・久美浜 → 新大阪〜福知山・宮津・豊岡
使用車種:KTR001系
元使用車種:KTR8000系

●列車の解説

 北近畿タンゴ鉄道が、JR線に乗り入れて運転していたディーゼル特急。

 KTR001系が用いられ、登場時には、京都と丹後地区を結んでいたが、1999(平成11)年の舞鶴線電化に関連し、KTR8000系「タンゴディスカバリー」とルートを鞍替えした結果、大阪と丹後地区を結ぶようになり、新大阪〜久美浜(1・4号)、新大阪〜宮津(2・3号)となった。

 2005(平成17)年4月の福知山線脱線事故後、福知山線が運転保安装置にATS-Pを設置した結果、KTR001系は運転保安装置がATS-SWである為、福知山線を走れなくなってしまった。

 そのため福知山線が運転再開した2005(平成17)年6月19日から、タンゴエクスプローラーはKTR8000系が充当され、KTR001系は、天橋立駅発着の北近畿タンゴ鉄道線内のみを走行する特急「タンゴディスカバリー」として天橋立〜久美浜・豊岡・城崎温泉で運転。

 後にKTR001系はATS-Pの設置が完了したことから、2007(平成19)年3月改正より再びタンゴエクスプローラー運用に戻ることになった。なお2010(平成22)年3月13日改正時点では、1・4号が新大阪〜豊岡間(北近畿タンゴ鉄道経由)、3号が新大阪→福知山、2号が宮津→新大阪で運転されている。

 2011(平成23)年3月12日改正では、「北近畿」、「文殊」と統合して特急「こうのとり」となったため、愛称が消滅。KTR001系は北近畿タンゴ鉄道線内での運転に変更された。

○ギャラリー


KTR8000系で運転されていた頃の姿。
(写真:東海道本線 塚本駅/撮影:デューク)

2010(平成22)年は183系による代走が目立った。
(写真:東海道本線 塚本駅/撮影:裏辺金好)

(写真:福知山線 新三田駅/撮影:裏辺金好)

KTR001系先頭車の車内。
(撮影:裏辺金好)

(写真:北近畿タンゴ鉄道宮津線 天橋立駅/撮影:裏辺金好)

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