特急【たざわ】
(写真:田沢湖線 盛岡駅/撮影:daikiti)
●基本データ
登場年:1982(昭和57)年運転区間:盛岡〜秋田・青森
元使用車種:485系
●列車の解説
1982(昭和57)年11月15日、東北新幹線開業に伴う特急列車網改変で、田沢湖線・奥羽本線経由で盛岡〜秋田を結ぶ東北新幹線連絡特急として誕生。愛称は、線名かつ、沿線の観光名所として名高い田沢湖よりとったもので、それ以前は仙台・盛岡〜秋田間の急行列車の愛称としても使われていた。車両は485系が用いられ、秋田と首都圏を連絡する重要な列車として増発が続けられた。また、1985(昭和60)年からは一部列車が青森に延長。
1996(平成8)年3月30日より、田沢湖線を使用した秋田新幹線の工事によって、田沢湖線が運休することになり、北上線経由でキハ110系による特急「秋田リレー」が盛岡〜秋田間で運転を開始し、特急「たざわ」は秋田〜青森間2往復の運転のみとなった。
しかし、これは愛称名とはかけ離れた列車となってしまい、1997(平成9)年3月22日に秋田新幹線「こまち」が登場すると、「たざわ」は「かもしか」へと愛称が変更され、その歴史に幕を閉じた。
●ギャラリー
(写真:田沢湖線 盛岡駅/撮影:daikiti)
(写真:田沢湖線 盛岡駅/撮影:daikiti)