特急【ゆふいんの森】
最初に投入された車両はキハ58系を改造したキハ71系。
(写真:鹿児島本線 竹下駅/撮影:デューク)
●基本データ
登場年:1989(平成元)年運転区間:博多〜別府
使用車種:キハ71系、キハ72系
●列車の解説
JR九州の特急列車で、博多から鹿児島本線、久大本線を経由して、観光地として名高い由布院、別府へ向かう。使用される車両は2種類、各1編成存在しており、運転開始と共に投入されたのは急行型車両のキハ58形・キハ65形の足回りを利用し、車体を新製したキハ71系。ハイデッカーの車内に、難燃性木材を使用したレトロな内装は観光輸送用の車両として大きな人気を得た。
そこで好調な輸送を背景に、キハ183系1000番台「オランダ村特急」を改造して、1992(平成4)年から「ゆふいんの森U世」として投入することにより増発。
さらに1999(平成11)年には、キハ71系の外観とイメージを併せた新造車両キハ72系が投入され、「ゆふいんの森U世」は特急「シーボルト」(現在は廃止)に転用。現在はキハ71系・72系の2編成で観光輸送に従事している。
●キハ72系
基本デザインはキハ71系を踏襲しつつも、より洗練された雰囲気になったキハ72系。2015(平成27)年年7月18日からは、新造車両を加えて5両編成化された。
(写真:鹿児島本線 原田〜天拝山/撮影:リン)
(写真:久大本線 豊後森駅/撮影:裏辺金好)
●キハ71系
(写真:日豊本線 別府駅/撮影:デューク)
○車内の様子など(キハ71系)
キハ71形先頭車の様子。ハイデッカー構造に加え各方向とも大きなガラス窓のため眺望は抜群。
(撮影:リン)
キハ71形の座席。前方の座席を回転させ4人がけとし、壁にある折り畳みテーブルを使用することもできる。
(撮影:リン)
車端部には4人がけのセミコンパートメント席も設けられている。
(撮影:リン)
キハ71形ミニサロン。かつてはギャラリーだった場所。
(撮影:リン)
(キハ71形車内)全国でも非常に珍しいビュッフェ。軽食や飲料のほか、「ゆふいんの森」グッズが売られている。
(撮影:リン)
●方向幕
(撮影:リン)
(撮影:リン)