快速【ベル・モンターニュ・エ・メール】(べるもんた)
新高岡駅を拠点に氷見線と城端線で活躍する観光列車。
(写真:城端線 越中山田〜城端/撮影:ネオン)
●基本データ
登場年:2015(平成27)年運転区間:高岡〜城端、新高岡〜氷見
使用車種:キハ40系
●列車の解説
JR西日本が2015(平成27)年3月の北陸新幹線開業を機に、同年10月から展開された「北陸デスティネーションキャンペーン」に合わせて、10月1日から城端線または氷見線で土日を中心に運転を開始した、臨時快速列車。列車名は、「美しい山と海」をフランス語に訳した「ベル・モンターニュ・エ・メール(Belles montagnes et mer)」に由来し、「べるもんた」の愛称を持つ。車両コンセプトは、「走るギャラリー」。窓枠を額縁に見立て、城端線・氷見線の一番の魅力である山と海の変化に富んだ美しい車窓を一枚の絵画のように演出するほか、車内に富山県南砺市の伝統工芸品である井波彫刻を8作品展示。また、海側は五箇山合掌造りならびに世界最古の民謡「こきりこ踊り」をモチーフにした作品と城端線沿線の散居村から眺めた山々をモチーフにした作品の2作品の展示や、山側に南砺市を代表する花であるシャクナゲ・菊・水芭蕉・椿・ささゆり・ユキワリ草をモチーフにした6作品を展示している。
車両はキハ40 2027が改造され、ダークグリーンの車体に、メタリックゴールドの帯などが配され、海側の窓の一部が固定窓になっている。
現在は土曜日が高岡〜城端間(Bパターン)、日曜日が新高岡〜高岡〜氷見間(Aパターン/4号は高岡駅行き)で運転。なお、運転開始当初から2017(平成29)年3月4日改正までは逆パターンだった。
●ギャラリー
ヘッドマーク
(撮影:裏辺金好)
車内の様子
(撮影:裏辺金好)
展示される工芸品の数々
(撮影:裏辺金好)
南砺市の井波彫刻
(撮影:裏辺金好)
(写真:城端線 城端駅/撮影:ネオン)
(写真:城端線 戸出〜油田/撮影:リン)
(写真:城端線 戸出〜油田/撮影:リン)
(写真:氷見線 氷見駅/撮影:裏辺金好)