快速【ホリデーライナー金沢】


青色に塗装変更された475系によるホリデーライナーかなざわ。
(写真:北陸本線 富山駅/撮影:CH様 禁転載)

●基本データ

登場年:2007(平成19)年
運転区間:富山〜金沢
使用車種:475系(413系での代走もあり)

●列車の解説

 2007(平成19)年3月18日のダイヤ改正で、快速「ショッピングトレイン」として富山→金沢を土休日に片道のみ2本の運行が設定されたのが始まり。車両は475系を使用し、運転当初はヘッドマークを金沢側クハのみに装着していた。途中停車駅は、小杉・高岡・福岡・石動・津幡であった。

 列車設定の目的は、前年11月に金沢駅前にオープンした「金沢フォーラス」買い物客の誘致と、富山〜金沢間で設定され乗客を増やしつつあった高速バスに対抗するためである。金沢駅構内に金沢百番街「くつろぎ館」がオープンした同年5月26日からは、快速「ホリデーライナーかなざわ」と名前が変更になった。ヘッドマークも新調し、金沢側クハに装着していた。

 2010(平成22)年3月13日のダイヤ改正では、富山発10時台に運行されていた1本が廃止となり、1本のみの運行となる。これは521系投入による475系の車両運用変更により、設定が難しくなったのと、利用客がそれほどつかなかったためだと考えられる。また、残った1本も、金沢着後、すぐに折り返し富山行き普通列車となるためか、ヘッドマークが廃止になっている。

 そして2015(平成27)年3月14日ダイヤ改正では、北陸新幹線開業に伴い走行区間が「あいの風とやま鉄道」「IRいしかわ鉄道」へ経営分離されることに伴い、同列車の設定もなくなることになった。
(解説:CH様)

●ギャラリー


ショッピングトレイン時代の475系。
(写真:北陸本線 高岡駅/撮影:CH様 禁転載)

国鉄色475系によるショッピングトレイン。
(写真:北陸本線 富山駅/撮影:CH様 禁転載)

雪の日は金沢に着くまでにヘッドマークが雪まみれになった。475系A17編成。
(写真:北陸本線 金沢駅/撮影:CH様 禁転載)

(写真:北陸本線 富山駅/撮影:CH様 禁転載)

国鉄色475系によるホリデーライナーかなざわ。
(写真:北陸本線 高岡駅/撮影:CH様 禁転載)

413系によるホリデーライナーかなざわ。
(写真:北陸本線 富山駅/撮影:CH様 禁転載)

国鉄色475系によるホリデーライナーかなざわ。
(写真:北陸本線 富山〜呉羽/撮影:CH様 禁転載)

413系の幕「金沢(快速)」。快速の文字が小さい・・・。
(写真:北陸本線 富山駅/撮影:CH様 禁転載)

ヘッドマークが無くなった後の「ホリデーライナー金沢」。これでは一般の普通列車との外観上の差異が・・・。
(写真:北陸本線 高岡駅/撮影:裏辺金好)  

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