普通【むさしの】


武蔵野線用の205系で運転される現在の姿。
(写真:武蔵野線 新秋津駅/撮影:ロクマルサン)

●基本データ

登場年:2001(平成13)年
運転区間:八王子・府中本町〜大宮
使用車種:205系、209系、E231系
元使用車種:165系、169系、115系など

●列車の解説

 中央本線・武蔵野線から貨物列車用の短絡線(武蔵野貨物線)を経由して、東北本線の大宮駅まで直通する列車。通常ならば乗り換えが必要なところを、直通によって一本で結んでいる。

 そのルーツは、1997(平成9)年から運転された「こまちリレー」・「新幹線リレー」と呼ばれていた新幹線接続の快速列車。2001(平成13)年からは名称を現在の「むさしの」に、2004(平成16)年からは土休日の列車を「ホリデー快速むさしの」に変更した。臨時列車ではあったが、平日は2往復、土休日は1往復が毎日運転されていた。 この時の使用車両は、165系・169系および115系で、首都圏で各車がみられる貴重な列車であった。昨今の列車では珍しく板状のヘッドマークを掲出していたのも特筆される。

 大きな転機が訪れたのは2010(平成22)年12月4日のダイヤ改正で、定期列車化と増発が行われ、使用車両が115系から武蔵野線用の205系・209系に変更された。また、「むさしの」と同様に武蔵野貨物線を経由して大宮〜西船橋・新習志野・海浜幕張を結ぶ「しもうさ」も同時に登場している。

●ギャラリー


205系の前面方向幕。
(撮影:ロクマルサン)

205系の側面方向幕。列車のイメージカラーは紫色。
(撮影:ロクマルサン)

2010(平成22)年12月3日まで運転されていた115系。
(写真:大宮駅/撮影:裏辺金好)

運転開始初期のころには165・169系も運用されていた。
(写真:八王子駅/撮影:裏辺金好)

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