快速「ラビット」


E233系による快速「ラビット」
(写真:東北本線 上野駅/ 撮影:裏辺金好)

●基本データ

登場年:1988(昭和63)年
運転区間:東京・上野〜宇都宮
使用車種:E231系、E233系
元使用車種:115系、211系

●解説

 もともと、愛称なしの快速列車であったが、1988(昭和63)年3月13日改正で昼間時間帯の宇都宮線快速の愛称として、夕方・夜間の「スイフト」(のち通勤快速)とともに登場した。その後、土休日ダイヤでは夕方・夜間にも運転を拡大し、土休日は最大17・5往復を数えたが、2004(平成16)年の湘南新宿ライン大増発に伴い、日中の快速は湘南新宿ライン「快速」にシフトした。

 2015(平成27)年3月14日改正で上野東京ラインが開業したことにより、毎日運転の下り2本については東海道本線の国府津始発(うち1本は現在は小田原発)となったが、東海道本線内は普通列車扱いのため、快速区間は東京からとなっている。また、いずれも小山駅から北は各駅に停車する。

 2021(令和3)年3月13日改正で、宇都宮線の平日の夕夜間に運転されていた通勤快速が快速「ラビット」に統一された。現在は平日・土休日ともに朝に下り列車が2本(東海道線からの直通)、上野発で18時以降に下り列車が5本、宇都宮発で18時以降に上りが3本の運転となっている。

 2024(令和6)年3月16日改正では、上りの快速「ラビット」が全廃。下りについても縮小され、朝に小田原・国府津〜宇都宮間が2本、夜に上野〜宇都宮間が2本の運転となっている。 

●E231系



E233系による前面の愛称・行先表示
(撮影:裏辺金好)

●E231系


2019(平成31)年3月改正で消滅した黒磯発の快速「ラビット」。
(写真:東北本線(宇都宮線)黒磯駅/ 撮影:G列車)


E231系の列車名・行先表示
(撮影:G列車)

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