快速【スーパードラゴン】


一ノ関運輸区のキハ100系を使用する大船渡線の快速列車。
(写真:大船渡線 盛駅/ 撮影:ロクマルサン)

●基本データ

登場年:1993(平成5)年
運転区間:一ノ関〜盛 → 一ノ関〜気仙沼
使用車種:キハ100系

●列車の解説

 国鉄時代、大船渡線には「むろね」(仙台〜盛)、「さかり」(盛岡〜盛)、「からくわ」(一ノ関〜盛)といった急行列車が走っていたが、気仙沼線の開通やモータリゼーションの進行により、国鉄末期には「むろね」が快速に格下げされた以外は廃止されてしまった。

 その快速「むろね」の名称を1993(平成5)年に変更したものがこの「スーパードラゴン」である。名前の由来は、大船渡線の線形を竜に見立てたことから名付けられた愛称「ドラゴンレール大船渡線」から来ており、大船渡線の約半分の区間である気仙沼〜盛間は各駅停車になっていた。

 1日2往復運転されていたが、2010(平成22)年)2月4日から1往復に。さらに、2011(平成23)年3月11日の東日本大震災によって運休となり、4月1日から運転を再開するも、大船渡線の運転再開の目処が立たないことから、一ノ関〜気仙沼間の運転に短縮。それも、2013(平成25)年3月改正で廃止されてしまった。

○サボ


三色LEDを使用した行き先表示機。 (撮影:ロクマルサン)

一ノ関運輸区のキハ100形に貼られている愛称、ドラゴンレール大船渡線のステッカー。
(撮影:ロクマルサン)  

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