快速【SLばんえつ物語】
2回目のリニューアル後の姿。
(写真:信越本線 新潟駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
登場年:1999(平成11)年運転区間:新津〜会津若松
使用車種:C57 180号機、12系
●列車の解説
新津市立新津第一小学校で保存されていたC57 180号機を動態復元の上、専用塗装が施された12系客車6両をけん引して運転する臨時快速列車。1999(平成11)年4月29日から磐越西線の新津〜会津若松間で運転を開始し、当初は「ばんえつ物語号」という愛称だった。2002(平成14)年からは新潟駅発着に延長されるが、新潟駅高架化に伴い、2018(平成30)年運転分からは再び新津駅発着に戻っている。
使用される12系客車は2007(平成19)年にリニューアルされ、それまでのクリーム+茶色の塗装からクリーム+青色のツートンカラーに変更。
さらに、2013(平成25)年度の運転からは新潟方先頭車(7号車)が展望室付きグリーン車(スロフ12 102)に変更。これは、従来連結されていたオハフ12 102を改造(車体を新製)したもので、「レトロ調大正ロマン」に塗装を変更したうえで連結された。
続いて2014(平成26)年度からの運転では、会津若松方の1号車(スハフ12 101)が「オコジョルーム」「オコジョ展望室」に改造。あわせて、すべての車両が「レトロ調大正ロマン」塗装に変更され、塗装が再統一されている。
●ギャラリー
485系特急「ビバあいづ」との顔合わせ。
(写真:磐越西線 会津若松駅/撮影:与太郎)
1回目のリニューアル後の姿。
(写真:磐越西線 喜多方駅/撮影:ネオン)
2011(平成23)年4月29日から5月29日まで運転された、D51 498号機牽引の「ばんえつ物語」。
(写真:磐越西線 新津駅/撮影:国鉄車両好)
(写真:信越本線 荻川〜さつき野/撮影:裏辺金好)
(写真:信越本線 亀田駅/撮影:裏辺金好)
2013年に誕生したスロフ12 102。
(写真:信越本線 新潟駅/撮影:裏辺金好)
現在のロゴマーク
(写真:信越本線 新潟駅/撮影:裏辺金好)
現在のヘッドマーク
(写真:信越本線 新潟駅/撮影:裏辺金好)
運転開始10周年ヘッドマーク
(写真:信越本線 新潟駅/撮影:裏辺金好)
新潟駅へに乗り入れていたころは、EF81形が回送していた。
(写真:信越本線 新津駅/撮影:ひょん君)
2016年3月12日に運転された、EF64 1031号機牽引の臨時急行「伊豆箱根ものがたり」。なんと、日中の東海道本線を走行。
(写真:東海道本線 辻堂〜茅ヶ崎/撮影:裏辺金好)
●客車紹介
1号車:スハフ12 101
写真1枚目は現在の姿で、森をイメージした装飾と遊具を設置した「オコジョルーム」と、誰でも楽しめる「オコジョ展望室」を配置している。なお、写真2枚目の旧塗装時と比較し、向きを方転したうえで展望室を増設している。
(写真:信越本線 新潟駅/撮影:裏辺金好)
2号車:オハ12 313
(写真:信越本線 新潟駅/撮影:裏辺金好)
3号車:オハ12 314
(写真:信越本線 新潟駅/撮影:裏辺金好)
4号車:オハ12 1701
フリースペースの展望車。車体を新製した上で、2000(平成12)年にスハフ12 160から改造。
(写真:信越本線 新潟駅/撮影:裏辺金好)
5号車:オハ12 316
2007(平成19)年にリニューアルされた際に、一部が車内販売スペースに。このため、写真反対側は側面窓が半分程度埋められている。また、かつては「オコジョルーム」も設けられていた。
(写真:信越本線 新潟駅/撮影:裏辺金好)
6号車:オハ12 315
(写真:信越本線 新潟駅/撮影:裏辺金好)
7号車:スロフ12 102
2013年に誕生した展望室付きグリーン車。オハフ12 102を車体新製の上で改造。
(写真:信越本線 新潟駅/撮影:裏辺金好)
旧7号車:オハフ12 102
(写真:磐越西線 会津若松駅/撮影:裏辺金好)