2008年6月28日 新潟に行くつもりが富山に行ってしまった紀行
○プロローグ
元々は弊サイトのスタッフである喜多見氏と共に大阪〜和歌山〜三重と行くはずが、「今週は体調不良・・・」と私に連絡が入り中止に。「ならば新潟に行き、引退目前のキハ52形、キハ58系の撮影や近代建築などを堪能するぞ」と、すかさず快速「ムーンライトえちご」の指定席を押さえたところまでは良かったものの・・・。出発直前にデューク所員、フリーライターのY氏や、ミュージシャンのO氏などと鉄トーク全開で飲んでいた、人形町の某鉄道居酒屋に肝心のカメラを忘れてしまい、秋葉原まで行ったところで引き返し。もはや新宿から「ムーンライトえちご」に乗ることは不可能となり、なんとか大宮で・・・と宇都宮線の列車に賭けますが、それも絶望的な状態に。
上野まで行ったところで、「仕方が無い、今日は帰るか・・・」と山手線に乗ったところで、「そうだ、いっそのこと急行『能登』で富山に行って、長野経由で帰ろう」と思いつき、乗車券の変更を行い列車に飛び乗った、という何とも無計画な旅行でございます。でも、1月にも行ったばかりじゃーん、という気は延々と・・・(笑)。
(旅行者:裏辺金好)
○第1ランナー 急行「能登」(489系) 上野23:33 → 富山5:41
それでは上野を出発し、まずは高崎で少し「能登」は停車。
窓の外を見てみると・・・これは本来乗るはずだった快速「ムーンライトえちご」(485系)! 冷静に考えてみれば、急行「能登」は高崎駅で「ムーンライトえちご」に接続しているのでした。もちろん、既に乗車券の変更を新潟行きから富山行きにしていたため、今更新潟に進路を切ることは出来ませんでした。ぐぬぬぬ・・・。
ちなみに本日の編成は、最近になって国鉄特急色(JRマーク無し)に塗り戻された新潟車両センターのT18編成でした。485系1500番台の特徴である運転台上の2灯ライトがいいですね〜。
というわけで、引き続きまして急行「能登」で富山に向かいます。
ちなみに今回、ラウンジカーに乗車したのですが・・・延々と織田裕二の物真似をする山本高広の物真似をするなど、周りへの迷惑を考えずにバカ騒ぎをする鉄道ファンの集団に耐えながら直江津まで行く羽目に(連中が直江津で下車)。「他の車両に移動すればよかったのに・・・」と後日、デューク所員より。それはそうなんですけどね・・・・。
そして列車は富山駅に到着。早朝ではありますが、このように写真が綺麗に取れるのは、日の出が早いこの時期だからですね。ボンネット型の489系、実に美しいものです。しかも、他に撮影する人もいないので、列車が発車するまで撮影し放題。
早速、朝の富山駅に停車中の車両を撮影。こちらは413系。
こちらはJR東海のキハ85系。
そしてこちら、増発や新駅開業などで乗客数向上に成功した、高山本線のキハ120形。
これに乗車するというのも悪くは無かったのですが、とりあえず富山駅の外に一度出ることにしました。
○朝の富山城周辺を歩く
最初の目的地は、1月の訪問時に移築復元工事の完了目前だった、富山城跡の千歳御門を見学。使われている木材がなかなか立派なものですね。
おなじみ、富山城の模擬天守閣。ようやく塗りなおされて白さを取り戻してから、しばらくが経過していますが、未だに美しさを保ったまま。きちんと手入れがされているようです。
商店街を突き抜け、越中富山の薬売りの歴史を今に伝える、越中反魂丹でお馴染み「池田屋安兵衛商店」の建物の外観を見学。
そして駅へ向けて戻ります。途中、富山地鉄の路面電車を撮影。