2008年10月19日〜20日 惜別!キハ58系で行く四国の旅

○第7ランナー 土讃線普通(1000形) 高知6:35 → 窪川8:42


 翌朝。窪川行き普通列車で高知を後にします。1000形は走行性能は良いのですが基本的にトイレが付いていないのが残念です。
 普通に旅行してますが今日は月曜日です。そんな感覚は微塵もないですが、普通に通勤・通学客が多いですねー。

○第8ランナー 予土線臨時快速(キハ58形+キハ65形) 窪川9:42 → 宇和島11:50


 キハ58系にとってはこの臨時快速が予土線ラストランとなります。それに私自身、予土線の列車に乗車するのはこれが最初で最後になると思っています。
 今回の一連のさよなら運転の中で、この臨時快速のみが全席自由となっていたため、発車1時間前からホームには行列が。しかし平日ということもあり、実際の乗車率は座席が程良く埋まる程度でした。


 予土線には「しまんとグリーンライン」という愛称が付けられていることからも分かるとおり、四万十川沿いをずっと走っていきます。何度も橋を渡り、その度に川が右手にあったり左手にあったりするのですが、やはり車窓は素晴らしいです。


 そして四万十川と言えば沈下橋が有名です。予土線からも半家駅を通過した直後に見ることができました。橋の右端にトラックが写っていますが、橋の幅が大体このトラックの幅+80センチほど。もちろんすれ違うことは不可能で、橋の真ん中に待避所がありました。とは言え、欄干のない橋は夜間や凍結時などはかなり危険だと思います。


 予土線の中間に近い地点に位置し、運行上でも重要な位置を占める江川崎駅に到着。ここで反対列車の待ち合わせのため8分の停車がありました。これがこの快速で唯一の長時間停車と言うこともあり、車内放送で駅のトイレを利用するようアナウンスがありました。この予土線で運用される車両はキハ32形とキハ54形でともにトイレが無く、本来トイレのあるキハ58形もトイレを撤去してしまっているためにこのような状況になっています。


 その後も快走を続け、無事に宇和島駅に到着。特急列車と普通列車の発車を待って、駅北方の留置線に引き上げていきました。


 予定ではこの後の予讃線普通列車にキハ58系が連結されるとのことなのでそれまで時間潰し。前日に宿泊したホテルに備え付けられていたパソコンで宇和島駅周辺に何か無いか探したところ、徒歩圏内に宇和島城があるということで早速行くことにしました。
 北側の入口から登ってみましたが、10月とは思えぬ陽気に汗をかいてしまいました。とは言え、江戸中期に現在の姿になった天守を見ると疲れも吹き飛びます。


 天守内部へは200円を払うことで入ることが出来ます。内部は3階建てとなっており、3階からは市内を望むことが出来ます。駅のあった方ということで北西方向を写真に撮ってみました。宇和島というと海沿いの街というイメージで実際にそれは間違ってないのですが、すぐ近くまで山が迫っており市街地はそれほど広くないようです。

○第9ランナー 予讃線普通(キハ185系+キハ65形+キハ58形) 宇和島15:18 → 松山18:30


 予定通り、キハ185系3000番台2両の普通列車に連結され普通列車の運用に就くキハ58系。この「松山 長浜経由」という方向幕を出して走るのもこれが最後でしょう。予土線の臨時快速から時間が空き、これに乗ってきた多くの人が特急などで帰っていったのか、乗客はさほど多くなく各ボックスに1人ずつと言った具合でした。

 しかし私はこの2日間で充分にキハ58形・キハ65形を満喫しており、さらにキハ185系の普通列車の乗り心地というものを体感してみたいと言うこともあり、最初から最後までキハ185系に乗っていました。

 特急形仕様の車両ゆえの乗り心地の良さは格別。リクライニング機能は撤去されているものの、台車のバネの柔らかさなどはキハ58系の比ではありませんでした。


 定刻に松山駅に到着。素早くホーム反対側に回り込んで撮影します。程なくして「宇和海」が入線し、ついでにキハ58系も留置線に引き上げて行き、これにて撮影はほぼ終了。あとは帰るだけです。

○第10ランナー 予讃線普通(7000系) 松山18:51 → 堀江19:02


 ということで松山から東へ行くのですが、3駅先の堀江駅で下車します。

○第11ランナー 呉・松山フェリー 堀江港19:30 → 阿賀港21:20

 一昨年の団体列車での「うわじま」撮影時にも使った呉・松山フェリーに今回も乗船します。普通にJRを乗り継いで瀬戸大橋経由で帰ろうとする場合、特急や新幹線を乗り継いでいかなければならず割高になってしまいますが、このフェリーなら時間も値段も抑えられます。かつては仁方港と堀江港を結んだ国鉄仁堀連絡船が存在した区間です。
 1時間50分の航海で阿賀港に到着。ここから呉線安芸阿賀駅までは徒歩15分程度で行けます。

○第12ランナー 呉線普通 安芸阿賀21:47 → 海田市22:22

○第13ランナー 山陽本線普通 海田市22:28 → 西条22:54

 ちょっと待って「富士・はやぶさ」を見ようかとも思ったのですが、諦めてさっさと帰宅しました。

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