2009年1月10日〜12日 荒天!好天?予定は未定のドタバタ旅行記 - 日本の旅・鉄道見聞録
○第9ランナー 上越新幹線「MAXとき」303号 上野7:06 → 新潟9:03
ダッシュの甲斐あって、予定より一本早い新幹線に間に合いました。座れない事を覚悟していたのですが、思いのほか空いています。そして前回の旅で乗れなかった1階席へ。確かにここの眺めは低いです。というより低すぎです。
発車すると当然と言えば当然なんですが、なにも見えないに等しいです。有一わかるのはスピード感でしょうか。何かにつけて、この列車(新幹線)は何キロでるの?って聞いてきます。そして今まで乗った列車の最高速度についての問答がしばらく続きました。
しかし、越後湯沢辺りで1階席に飽きたらしく上に行きたいと言い出したので、『ならば、上に行って席が空いているか見ておいで』ってお使いにだした所、沢山開いてとの事で席を移動しました。
長岡につく頃には辺りは真っ白でここでも朝日が目に染みるくらいまぶしくまさに好天!と思いきや1〜2分で辺り一面霧で何も見えなくなってしまいました。新幹線のスピードでこの霧は運転しているとどんな気分なんでしょう。今回の旅はとにかく良く天気が変わります。
浦佐辺りで視界も晴れてきたものの、日本海方面は怪しい雲。そして新幹線からみる眺めはここでも雪が少ない。雪は一面にあるものの、所によって土が見える。イメージ的には土も見えないほどの雪がある印象ですが、最近はやっぱり違うのかな?と色々考えているうちに、新潟に到着です。
○新潟駅にて
ここで、今日のお昼の調達です。この駅でも駅の地下街はデパ地下の如く色々なお店で賑わっています。早々に買い物を済ませホームでしばし撮影です。
E127系
485系ジョイフルトレイン「きらきらうえつ」
○第10ランナー 信越本線・北陸本線特急「北越」4号 新潟10:11 → 直江津12:08(所定11:52)
そして、息子の念願かなう時がやって来ました。485系1000番台の入線です。小学1年の息子がなんで485系なのかはよく判りませんが、渋い趣味と言えば渋いです。
車内はシートがリニューアルされていますが基本的に原型をとどめていて、昔に近い内装です。思わず自分も小学生に戻った気持ちになってとっても懐かしく、その空気に酔いしれていました。発車すると、まずあのオルゴール。そうです『鉄道唱歌』のオルゴールがなり車内放送が始まりました!これには思わず、 『おぉぉぉ〜』って声が出ていまいました。まだ、残っていたんですね。旅の始まりは、やっぱりこれでしょう!これ!って感じで自分も舞い上がっているのがわかります。録音機材が無いのがとても悔やまれます。
列車は小気味よいジョイント音とMT54の心地よいサウンドで快調に走って行きます。天気は雪だったり晴れたり、曇ったりめまぐるしく変わります。途中、原色の485系『北越』と北越色の『くびきの』とすれ違い柏崎へ到着。
雪は少し降っているようですが、風が強いようです。いわゆる荒天気味といった所でしょうか。ここで車内放送が流れます。『現在、 この先の天候および、運行情報を確認する為、少々停車します』との事。
ムムム!またもや天気に行く手を阻まれるのかな?この後は、直江津で2分の乗り換え時間で長野へ向かうのだが・・・。
そして、再度車内放送が。『これより、発車いたします。現在4分遅れで柏崎を発車致しましたが、この先の米山〜柿崎間で天候状況による徐行運転を実施するため、はくたか号に乗車予定のお客様はこれより車掌が人数を確認するので、お申し出ください』との事。
あちゃ〜。終わった!これは。息子にこの先乗る予定の列車に乗れないよって説明すると同時に、時刻表を眺めルート変更を確認します。そこへ車掌さんがやって来て、長野行きの普通列車に乗り継ぐ予定だが、無理なら『はくたか』に乗り換えようと思うと告げると、乗り継ぎ状況を確認してくれましたが、長野行き普通列車は乗り継ぎ待ちをしない事を教えてくれ、また、こちらがフリー切符で周遊している事を踏まえ代替えルートの提案をしてくれましたが結局は『北越』で長岡までとんぼ返りする事にしました。
そして列車は徐行区間に到達です。制限25のようです。まるで『リゾートしらかみ』のようです。しかも徐行区間は海沿いでその荒波と行ったら五能線に負けていません。写真を撮ろうにも水しぶきが列車の窓に飛んで来ているようで撮れません。これが本当の荒天です。
乗って来た『北越』を撮った後は早々に戻りの乗車口に並ぶ事にしました。息子には他の電車撮らないの?って聞かれましたが、流石に自分もちょっと疲れてきたようで気力がありませんでした。
○第11ランナー 信越本線特急「北越」3号 直江津12:31 → 長岡13:36(所定13:22)
そして、今回2度目の485系の登場です。今度はリニューアル編成の3000番台。これを見た息子は『あ!これ脱線するやつだ!』ってオイオイ。縁起でもない事言うなよって思いながら、 あ〜、余目で脱線した『いなほ』もこの車両だった事を思い出しましたが、それにしてもあれは3年近く前。テレビでやっていた映像をビジュアルで覚えていたようです。(おそるべし記憶力)
車内はリニューアルされ乗り心地はとても良いです。先ほど乗った485系とはかなり違いますね。シートピッチは同じですがこの違いはかなり大きいと思いました。そして、先ほど徐行した柿崎〜米山間にやってきました。当然この列車も徐行します。そして、今回の方がより海に近い所を走るため、さらに迫力が増します。荒波ははやり何度見ても凄い迫力です。
でも、息子は違う所に目がいっていました。海岸に沢山ゴミが散らかっているのです。打ち寄せられたゴミたちですが、息子曰く『散らかしっ放しだね。掃除しないとだめだよね』なんて素直な感想。。。面白いです。
徐行区間を過ぎるとこちらも回復運転モードに入り飛ばします。しかしながら、こちらも接続が微妙になってきました。先ほどと同じ16分遅延すると乗り継ぎの新幹線に間に合わない。車内放送も乗り継ぎ列車については後ほど案内する旨言っていました。そして長岡には14分の遅延で到着するよう。乗り継ぎについても新幹線が待っていてくれるらしく、乗り継ぎ客は通路に集まってきました。
○第12ランナー 上越新幹線「MAXとき」326号(E1系) 長岡13:37(所定13:33) →東京15:23(所定15:20)
予定通り14分遅れで到着し当然の如くダッシュします。ここでも駅員さんが案内してくれ、無事に乗り換える事が出来ましたが、E1系MAXは長い12両編成。7号車辺りで飛び乗った為、自由席がとても遠く結局二人分の座席が空いていたのは1号車でした。
越後湯沢からはほくほく線からの乗り継ぎ客がドット乗車してきて流石のMAXも座れない乗客が出るほどでした。本当なら高崎で降りて八高線に乗り継いでなんて考えていたのですが、息子的ももうお腹いっぱいみたいでそのまま新幹線で帰る事にしました。
東京へは1分遅れを取り戻し3分の遅延で到着。先頭車乗車していたので、お約束の写真撮影。そして、またまた今度は東海道線に乗り換え後は家路に着くだけです。