リバイバル急行「西九州&ちくご」乗車紀行+α

▼3月22日

 左足にサロンパスを貼りまくり、快適なホテルで機嫌よく寝たにもかかわらず足の痛みは最悪。階段の昇り降りが特に苦痛。と言いながら鹿児島車両センターへ早朝から撮影に出向く。我ながらアホちゃうかと思うが、本当の最後の長旅なので我慢し行ってみることにしました。


左は運用を外れた717系900番台と415系。

リバイバル急行「西九州&ちくご」乗車紀行写真  同様に717系。


スハネフ14−6の姿が。前日の「はやぶさ」で使用されたのかな?


奥の方にはオハネ25−1000番台らしき車両もいました。(解体前?)

 ホテルに戻り、バイキングの朝食を摂っていると、あまりにも美味しかったので、貧乏ったらしくたくさんのおかわりをして食べ過ぎた挙句、きりしま色の485系が運用に入っていた「きりしま82号」に間に合わなくなるという失態を犯しました(自爆)。遅れついでに昨日買い忘れたお土産の追加を購入し、足を引きずりながら駅へ。


485系による「さわやかライナー」です。


でも反対側は「ホームライナー」のまま・・・何という手抜き。

○第13ランナー 日豊本線 きりしま(485系) 鹿児島中央8:47→南宮崎10:46



ヘッドマークは「ひゅうが」。しかもゆがんどうし・・・(笑)。直すことを期待して・・・。


竜ヶ水−鹿児島間の桜島。この角度と逆光が好きな一コマ。


垂水駅付近の大隅線跡。


西都城手前での志布志線跡。(奥の橋梁。今は自転車道か?)


山之口−餅原間の田園風景から望む霧島連山。(霞み過ぎました。)


門石信号場で国鉄色の485系「きりしま5号」と交換。何で"にちりん"なん?


 南宮崎ではキハ125系「海幸山幸」と初対面。


もう1枚。

○第14ランナー 日豊本線 にちりん(485系) 南宮崎10:58→大分14:03



またまた485系に乗車。


大淀川橋梁を渡る。


美々津駅からのリニア実験線跡。


一部に太陽光パネルの設置を確認しました。


延岡駅の先の高千穂線跡。ホーム跡の線路も撤去されていました(涙)。

○第15ランナー 日豊本線 ソニック(885系) 大分14:14→小倉15:35(3分延)



「かもめ」編成による「ソニック」。


別府湾。だんだんと現実が近付いてくる。

 「ソニック36号」が苅田を過ぎ長い九州での行程が終わろうとするその時、朽網−下曽根間で突然に緊急ブレーキがかかり急停車。先頭の自由席の2列目に席を確保していたので判ったのですが、乗務員室との仕切りのガラスって緊急ブレーキがかかった瞬間にスモークがかかるんですねぇ〜。

 急停車の原因は、踏切に軽乗用車が侵入したことだったのですが、先頭車両に乗っていたからいう訳ではないですけれども、本当に事故に繋がらなくて良かったと思いました。一つ間違えば脱線転覆の可能性もあるのですから。しかし、停止後の運転手さんと指令との交信内容がとても面白かったです。内容は内緒にしときますけど。

 今回は、出だしから最後までとことんトラブル続きです。お蔭で3分の延着となりました。

○第16ランナー 山陽新幹線 のぞみ(N700系) 小倉15:47→新神戸17:44



来春の九州新幹線との直通後に引退が予想される100系こだま。


小倉駅にて。この車内で一気に現実に引き戻された。


新神戸駅。

○第17ランナー 神戸市営地下鉄 普通(3000系) 新神戸18:02→県庁前18:06


トラブルついでに、会社で金曜日の続きを協議する羽目になってしまい、真っ直ぐに帰宅させては貰えない状況でした(涙)。ある意味、出発点に戻ったから完結しているような感じはでますかね?

 なんだかんだと色んなことが起きましたけど、メインの「西九州」「ちくご」とJR九州旅行大分と長崎のスタッフの皆さんやJR九州の皆さんの温かいご配慮のお蔭でツアー参加者は気分良く旅を終えることが出来たのではないでしょうか。国鉄時代から九州では鉄道ファンに温かい土地柄と云われてきていましたが、それを再認識するには十分な旅でした。

 昨今の鉄道に対する関心の高まりは「昭和」がキーワードであるように思いますが、0系引退に始まり、相次ぐ夜行列車の廃止・縮小、キハ58・65の引退、485系雷鳥の縮小など、昭和の高度成長期における価値観が崩壊する中で、それを支え続けた車両達に対して鉄道ファンだけでなく、一般の方々も大きな関心を抱き、カメラに収めるのは自然な流れなのかなとの思いがします。

 今回の旅でも、沿線にお住まいの皆さんが、農作業や庭先での家事、道路整備の作業などの手を止めて、走りゆく列車に目を向けて懐かしそうな表情を浮かべていらっしゃったのが印象的でした。

 一部には"葬式鉄"という言葉で、こうした動きを揶揄する意見を散見致しますが、我々鉄道ファンだけが車両を追いかけている時代ではないことを認識する必要があるのではないでしょうか。


 おまけ@「ちくご」ツアーの最後に配られたストラップ。


おまけA「西九州」「ちくご」ツアーでの特典のサボ、運行表(「西九州」のみ)、お弁当包み及び「西九州」車内で購入したナンバープレート(平素は自分のための商品を買う主義ではないが、担当さんにはお世話になったので、ついつい購入)

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