2020年11月26日〜28日 名鉄など鉄分補給旅 名古屋だらぁ

〇11月28日


翌朝6時前にチェックアウトを済ませ近鉄名古屋駅へ向かいます。じっくり撮影したい所ですが、名鉄でも行きたいところがまだあるので、スマホで手軽に済ませ乗車し桑名駅へ向かいます。


窓から見える朝焼けがきれいです。


桑名駅で降り三岐鉄道北勢線の西桑名駅へ向かう途中、茶トラのネコさんが横切ります。触りたい衝動にかられちょっとご挨拶したらナデナデさせてくれました。ありがとう!

一日乗車券を購入しとりあえずホームへ入ります。


いや〜線路幅狭っ!!!ナローゲージ見るの初めてだったりします。


電車も止まっていて眺めると、小っさ!!!すべてが小さい狭い。このサイズ感は聞いてはいましたが体験するとビックリですね。

 初めてみたこの車両は冷房車のようで、車両の端に冷房装置がドン!と置いてあります。屋根上には構造上置けないのかな?終点に行く電車は30分くらい時間が空くので、今ホームにいる電車にのって途中で折り返してこようと思います。


乗ってまたビックリなんですが、釣りかけ駆動なんですね!これ!まさか再び釣りかけ駆動の電車に乗れるとは思っていなかったのと、知識なしで乗ったので驚き倍増です。速度は速くても40キロくらいですが、線路幅が狭いのと道床が弱いのかよく揺れます。顎がアウアウアウアウとなってしまいます。スプリングポイントを押し通るときの衝撃もより強く感じます。途中で折り返し一旦西桑名駅へ戻るのですが、次に乗った車両は非冷房のようで、運転室後ろに座席があり前面展望が楽しめます。



 それでは終点の阿下喜駅へ向かいまじょう。 練習試合があるのかジャージ姿の女子高生(たぶん)が沢山のってきました。話に聞き耳を立ててみるとどうやら終点まで行くようです。自分は一番前の座席から前を見ていたのですが、周りは田園風景でのどかな感じ。よく見ると虹がかかっています。山の方は雨が降ったようで虹がどんどん濃くなってきて、そのうちに女子高生たちも気づきはじめ車内が賑やかになってきました。


楚原駅を過ぎるとそれまで田園風景だったのが急に周辺が林に囲まれます。落ち葉が線路に落ちて緑と紅と青空のコントラストが映えます。


遠くに見えた山がだいぶ近くに見えてきたので大ずいぶん走ってきたのかなと思いました。が、速度は40キロそこそこなので遠くないかもしれないですね。そして終着の阿下喜駅へ到着です。



駅の脇に昔の車両かな?茶色の車両が1両留置されています。そういえば昔、北勢線は近鉄だったなと思い出しましたが、この路線の成り立ちまでは知らないのでわかりません。

乗客がいなくなった車内を改めてみると小さい車両ですね。


 駅前に小さなローターリーがありタクシーに乗車します。三岐線の西藤原駅と東藤原駅とどちらが近いかタクシーの運転手に教えてもらい、近い東藤原駅へ向かうことにしました。料金は1200円位だったかな。 東藤原駅に着くとまずお出迎えしてくれるのは、ホキ57というホッパー車。この駅はセメント工場があり沢山の現役のタンク車、ホッパー車が留置されています。YouTubeでこの駅の入れ替え作業の動画を見たことがありいつかは行ってみたいと思っていたので、まさかこんなタイミングで来れるとは思っていませんでした。






しばらく駅構内をまわっていると西武カラーに似た旧西武の西藤原行きがやってきました。するとどうでしょう!ホームの高さが低く、電車の下回りが良く見えるじゃないですか!この感じ懐かし〜!すれ違いをするため10分程度停車するようです。他の乗客は5人くらいかな。



完乗するために西藤原駅へ向かいます。東藤原駅を出発するとしばらくセメント工場の中を走るので面白いですね。そして、またよく揺れます。車両間の渡り板がバッタンバッタン跳ね上がります。立って乗るのはなかなか辛いかもしれません。


そして終点の西藤原駅へ到着です。山の麓という趣です。

駅舎がSLの形を模していて面白いですね。

駅には、機関車2両と保線車両1両が静態保存されています。屋根の下なので状態は案外よさそうですね。



さて、近鉄富田駅へ向かう電車は、西藤原駅を出発するときは自分の他に2名ほど。時間帯も影響していると思いますが、なかなか厳しい状況です。それでも近鉄富田に近づくにつれ乗客は増えてきますが、座席はすべて埋まるほどではなかったです。 セメント需要も今後急激に増えるとも思えないですが、この路線が今後も維持されることを願うしかないです。

近鉄富田駅からは四日市駅へむかいます。

電車待ちをしていると近鉄の新型特急ひのとりが通過していきます。名鉄がひと段落したら次は近鉄かなぁ〜。でも日本一営業キロの多い近鉄を攻めるには名鉄以上に時間が必要ですね。

四日市に到着し次は四日市あすなろう鉄道へ乗車します。こちらの路線も元近鉄の路線で同じくナローゲージです。線路も電車も北勢線と同じサイズです。

北勢線との違いは座席でしょうか。北勢線はロングシート、四日市あすなろう鉄道はバスのようなクロスシート(と呼んでいいのかな?)でした。

線路がかなりすり減っており場所によっては波うっていたり、変摩耗していたりちょっと心配になりますが、速度がこちらも40キロそこそことのんびり走行しているので大丈夫なのかな。そして、こちらも釣りかけ駆動です。最初に来たのが西日野行きだったので早速乗車します。路線の長さが短くあっという間に終着につきます



一駅戻り、日永駅から内部行きに乗り換えます。日永駅にはナローゲージの説明された車輪が置いてありいかに狭いかが改めて認識できます。 日永駅での接続はよく、本数は多くないもののお手軽に完乗できます。ワンマン運転で車内に料金箱も設置してありますが、それぞれの駅で切符を買うことが出来るようで、料金箱を使う方はいませんでした。内部駅は駅と隣接するローターリーを改修工事中でサービス向上に努めていました。

 それにしても、ナローゲージの車両は天井が本当に低く、178センチある私の身長だと運転席の窓が低すぎて、かがまないと前が見えないですし、つり革は目線より下だし遊園地の電車に乗っているような感覚になります。

四日市へ戻り、おなかも空いたので少し腹ごしらえをします。駅にあったうどん屋で伊勢そばなるものを食べてみます。以前テレビ番組で伊勢のうどんは柔らかいと聞いていたのですが、本当に柔らかかったです。コシのないうどんというと語弊があるかもしれないですが、柔らかいので逆に飲み込まず噛んで食べていました。なぜ柔らかくなったかというのをテレビでみたのですが、忘れてしまったのでそれは次行くときの宿題にしようかな。
 これで所長からの指令は完了したので名古屋に戻ることにします。

名古屋に戻った後は名鉄の撮影を再開します。μスカイをもう一回撮影したいなぁと思い、常滑線の名和駅へ向かいます。高架駅で撮影しやすそうだったので行ってみたのですが、ホームの先端では架線柱が邪魔になってしまい自由度がないのでホーム中ほどへ移動します。もう少し乗客がいるかなと思ったのですが、とても少なく撮影するには好都合でしたが、こんなに乗客少なくて大丈夫なの?と心配になります。



名和駅での撮影は早々に諦めて豊田本町駅へ移動します。島式の1面2線のこの駅は障害物に邪魔されることもなく自由に撮影できる駅ですね。ただ、到着したのが2時半でがっつり晴れていたので、建物の影によって明暗が強くなってしまうのがつらい所。


 冬場の撮影ならもう少し早い時間がいいですね。ここで時刻表を確認していると、ん?μスカイ今日走らないの?って事に気づいてしまったのです。あちゃ〜やかした。平日と土曜日ダイヤ間違えていたようです。


 来ないことが分かれば、この駅にいても仕方が無いので移動します。神宮前駅で撮影しようとも思ったのですが、パノラマスーパーの反対側の先頭をあまり撮影していないような気がしたので、堀田駅へ向かいます。堀田駅も新幹線のような駅構造で通過線にはホームが無く撮影の自由度がかなりあるのですが、3時を過ぎるともう夕方なので大部分が建物の影に入ってしまいます。影の合間を縫ってなんとか撮影できましたが、この時期の午後は撮影しづらいですね。この場所もリベンジしたい所です。




4時になったので一旦神宮前駅へ戻り少々撮影したのち、所長が撮影していた栄生駅に移動してヘッドライト逆光の練習をしたり、すぐ脇の新幹線を流してみたり時間を消化するだけです。

 ただ、足も相当疲れてきていたので、真っ暗になる前に撮影を終了して名古屋駅に戻り夜ご飯の場所を探してみることに。 そして来たのが、エスカ地下街のきしめん亭 カツカレーきしめん。

 料理の量に対して不釣り合いなほど大きな器に盛られてきてちょっとやり過ぎ感がありますが、熱々なカレーにカツときしめんはよくふぅふぅしないと食べれません。 慎重に食べるので跳ねることもなく頂きました。


 あとは、名古屋駅をぶらぶらしながらお土産を購入し新幹線の時間をひたすら待つことになります。ちょっと時間遅すぎました。でも、帰りはのぞみのグリーン車にしたので足をグーンと伸ばすことが出来たのでこれはこれで正解でした。そんなこんな訳で、2泊3日名古屋岐阜+急遽三重も追加!撮影旅も無事に終えることができました。名古屋駅の乗り換えも今回だいぶ覚えたので、次回はもっとスムーズに歩けるかな。そして、もっと長い時間電車にも乗りたいなぁ〜って思いながら帰途につきました。

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