2012年8月14日 今年7回目の四国はやっぱりキハ185系
〇撮影&執筆:リン
4月にフリーゲージトレインの試運転を撮影して以来、4ヶ月ぶりの四国入りとなりました。今回も狙うはキハ185形。1月に4回行った際も全てキハ185形でしたし、昨秋も愛媛で徳島でとキハ185形を追いかけ続けています。…別に特別な思い入れなんてないんですがね。旅費や不慣れな道での事故のリスクを考え青春18きっぷを使用。果たしてシーズン中に使い切れるのか微妙なところですが、使い切らずとも元が取れればそれで充分。
さて、流石に1日丸々四国に投じてもネタ切れを起こすばかりなので、朝は山陽本線中庄駅で撮影開始。
朝1本だけ存在する113系による「サンライナー」。ちょっと前までは湘南色しかいなかったのですが、日根野と広島のハイブリッド編成が登場し様子が変わってきました。
本日も元日根野車クハと元広島車モハのB-07編成。スリット型タイフォン、クハにだけ装備された転落防止幌、モハだけリニューアルなど良い具合にカオスに仕上がっています。
これを撮るために中庄駅で粘ること2時間ちょっと。お盆で増結された「やくも」。…まさかのピンぼけ!やっちまいました。ま、正月とかにまた増結してくれると思うのでその時に…。
後続の普通電車で岡山へ。「マリンライナー19号」へは1分差ということで本来なら接続できないのですが、「のぞみ」の遅延を受けて接続待ちを行ったため、私の乗ってきた普通電車から接続できました。
坂出で「マリンライナー」を降り、程なくしてやって来た「いしづち11号」を撮影。
正月以来ですな。うずしお色+剣山色の編成でした。
坂出はあくまで乗り継ぎのためだったので、後続の普通電車で宇多津に向かいます。この辺からはノープランなのですが、結果的に2時間居座ることになりました。
瀬戸大橋を渡ってきた観音寺行きの113系。一度で良いのでマリンライナー以外の普通電車で瀬戸大橋を渡ってみたいもんですが、何だかんだでマリンライナーの利便性には敵わず…。
このあとも何本か121系などを撮影しつつ、アンパンマン列車「南風7号・うずしお11号」を狙い撃ち。しかしここでまさかの事態に。
決して手ブレやピンボケではありません。AFはちゃんと動作しています。
レンズぶっ壊れた。1月に新札幌で起きた不具合と全く同じで、ピントがMFでも合わず、フォーカスリング自体が空転したり引っかかって回らなかったりしてしまいます。また15000円の修理代を出さねばならんとは…。
ひょっとしてこのEF70-200mm F4L IS USMには起こりやすい不具合だったりするのでしょうか…?
仕方ないので24-105mmの標準レンズのみで撮影続行。結局は駅撮りばかりの行程だったので今回の遠征に限って言えば特に不自由もしなかったのですが…。
キハ185形「いしづち」2編成目は「アイランドエクスプレスII」専用塗装のキハ185-11・12が仲良く編成を組んで登場。
緑色のキハ185-20あたりがとも思っていましたがこれはこれで。
この「いしづち13号」から接続を受ける「しおかぜ9号」もアンパンマン列車。
増結があると1両くらいは普通の塗装の車両が混ざりそうですが、お盆だからか全車アンパンマンで揃っていました。駅撮りにはちと勿体なかったかも…?
先月、関東での大仕事を終え戻ってきた「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」。まさか遠征先での撮影が初めてで、本来走行している区間での撮影が後になるとは。
悪天候が心配されましたが、無事にトロッコ車両を開放して運転できたようです。
多度津方からは6000系+7000系7100形の4両編成の「サンポート」がやって来ました。
1M3TというMT比ですが、快速と言うことと路線が平坦と言うことで運用上問題無いのでしょう。
昼飯のために一旦改札を抜け、頃合いを見て再び駅ホームへ。
琴平で折り返してきた「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」。個人的にはやっぱりこっちが。
宇多津で撮りたいものも大方撮影できたので、後続の「サンポート」で高松に向かいます。乗車したのはクモハ121-2。ということで、高松に到着してから即撮影。
と言っても1月の時点で全く同じ構図で撮影済みなのですが…。
ここからはひたすら高松駅構内での撮影。キハ185形「いしづち」は4番線からの発車、「うずしお」は3番線からの発車ということで並びが楽に撮影できます。
朝方の「うずしお」にキハ185形が入る時にはキハ185形同士で並ぶ光景も見られますが、これも正月に撮影済み。
「うずしお」は2往復のキハ185形以外は全部N2000系で統一されていますが、運が良ければ量産先行車の2424・2458に会うこともできます。というか、3〜4時間ほど粘れば運用が一巡してくれるので運用入りしていれば会えます。
幌のない2424の方が綺麗な顔になって良いですね。
「マリンライナー」は5番線と6番線を交互に発着し、数分ずつ程度ですが並ぶ光景も見られます。
右のM4編成は何かと衝突したのかスカートが凹んでいました。
正月に撮影した時もそうでしたが、キハ185形で運転されない「いしづち」は何故か7番線を発着しています。排ガスや騒音の関係とかでしょうか。
臨時「いしづち」運用は3編成がループしており、キハ185形2編成に他形式1編成で運用をこなしています。今日は正月とは違って2000系でした。実は標準色の2000系による「いしづち」も意外と少なく、普段見られない光景という範疇に収めることが出来ます。
15時55分着の「いしづち20号」がそのまま「しまんと7号」になる、ということでヘッドマーク交換作業を拝見。
なるほど確かに手早い作業。というか、こうやって交換するんですね。
3番線から16時12分に「うずしお」が発車してからの10分間は撮影会…という雰囲気など全く無く、まるでいつも通りかと言わんばかりの穏やかさでした。確かキハ185形「しまんと」って数年ぶりなんですが…。
昔撮影した時には数年先まで見られない光景だったなんて思いもせず、サッと撮影しただけでしたが、今回はそのレアさも充分把握した上できっちり撮影。
「しまんと7号」が発車した後、車庫から別のキハ185形の編成が入線。
「いしづち」で運用していた編成を「しまんと」に向かわせたためにここから「いしづち」運用に入るようです。ヘッドマークはさっきまで使われていたのを流用するためなのか何も装着されておらず、ホーム据え付け後に取り付けられていました。
一昨日の所長ご一行は「しまんと」の撮影で満足して去ってしまわれていたようですが、17時18分には「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」が1日の仕事を終えて高松に戻ってきます。ここまでしっかり粘って記録させていただきます。
お子様連れの記念撮影が終わるのを待ってじっくり撮影。てっきり回送として引き上げていくまで子供が離れなかったりすることもあるんじゃないのかと思っていましたが、あっさり誰もいなくなりました。それはそれでこちらにとってはありがたいですが。
反対側はもちろん国鉄色もどきとうずしお色の並び!むしろこれが撮りたかった。
停車中はキクハ32形の分だけ全長が短くなり頭が揃わなかったので、発車時に頭が揃った所で撮影。
高松での締めは「うずしお22号」。徳島から高松を超えて岡山まで直通する数少ない「うずしお」です。運用が一巡して2424が戻ってきたので、「マリンライナー」との並びを撮影。
これの撮影後、18時10分発の「マリンライナー」で四国を後にしました。
…こう書くと段取りよく事を進めたようですが、その実四国に向かう電車の中で動きを決めており、大体行き当たりばったり。最近は北海道に行く時ですらこんな感じなので自分自身何の違和感も覚えなくなりました。
さ、あとは残った4回分の青春18きっぷをどう消化するか、ですね。別に近場でもいいですし。