2013年2月1日 大分にやってきたトワイライトエクスプレス
〇撮影&執筆:リン
「トワイライトエクスプレスが大分まで入線する」こう聞いては向かわずにはいられません。休みを合わせて出撃となりました。31日夜に仕事を終え、山陽道を一路西へ。このまま関門橋を越え九州まで向かっても良いのですが、今回ルートとして選んだのはフェリー。車に乗せている地図を見ていたところ、徳山から大分の竹田津まで結んでいるということで、大分を目指す私としては見事に周防灘をショートカットする航路。10,000円とスカイマーク並みの運賃できっと陸路を走った方が安く上がるのだろうとは思ったのですが、途中2時間ほど寝られるのでこちらを選択。
余裕を持って徳山港に到着し、午前2時に出港。船室で仮眠を取り、午前4時に竹田津港に無事到着。あとはR213→R10と走行し立石駅近くの撮影ポイントに5時前に到着しました。
先客は1組だったので三脚をセットし再び仮眠。
さて…もともと曇り予報だったので山間にあるこのポイントはあまり火が当たらないという予想はあったのですが、通過時刻の午前7時24分になっても国道を走る車はヘッドライトを点灯させて走行する程度の暗さ。
結局、感度を思いきり引き上げねばならずイマイチな写真になってしまいました。
この後、杵築駅での停車時間を利用して別府あたりまで向かう予定でしたが、朝の通勤ラッシュに捕まってしまい真横を走り抜けられてしまいました。そうこうしているうちに雨も降り出し、テンションは下がる一方。
仕方なく西大分駅近くのマクドナルドで朝マックしつつ今後の対策を練ることに。元よりトワイの撮影以外何も考えてなかったので…。
結果、大分駅で発車風景を撮影することにし、それまで大分近辺で時間を潰すことにしました。
とは言え、雨脚は強くなりおまけにガスってしまい何を撮ってもイマイチパッとしない状況でした。
途中良い場所は無いかと探しているうちに見つけた乙津川橋梁。それなりに有名な場所らしく、同じく時間つぶしで来ていたという横浜からの方としばらく一緒に撮影しておりました。
それにしても本当にガスのせいで色が出ません。
こちらは久大本線沿線に場所を移して撮影した「ゆふいんの森」。住宅街の中を抜ける大分近くの場所にあって割と開けた好適地だったので、一応頭の隅っこにでも留めておきましょう。
昼飯を讃岐うどんチェーン店の○亀製麺で済ませ、昨年夏に撮影したのと同じ場所で4077レを狙ったところ、白髭とあだ名されるED76 1013でした。更新機の試験塗装のようなもので、EF66形0番台でも帯色や太さに違いのあるのが何両かありましたがそんな感じです。相変わらずの悪天候ですが、まずまずという感じでしょうか。
4077レの撮影を済ませたら大分駅へ。
しばらく撮影でも…と考えていたのですが、入線を撮影するための場所取りが始まってしまったのでほとんど撮影できず。昨年は四国でたくさん撮影したキハ185系。九州車にも目を向けてやらねばならんようです。
さて、トワイライトエクスプレスは4時過ぎに3番線に入線してきました。
結局、これで撮影した方が一番しっくり来てしまいます。幸いにも雨もほぼ止んでおり、列車も低速とあって無難に撮影できました。
黒凸2両での牽引は賛否両論という感じで、周りの話を聞く限りでは「赤い方が締まるけど、それは去年やったから…」という意見がありました。 去年行かなかった自分としては撮影できりゃ何でもアリで、黒いDE10形も未撮影だったので満足でした。
一部の人は先行する普通電車で各駅に向かったようですが、私は16時24分の発車までホームで見送りました。臨時列車なのに赤い反射板が装着されていないんですね。そして今度呉線で撮影する時はこれよりもさらに短い編成…。
さて、帰りましょう。と言っても、寄り道があります。それに間に合わせるべく、東九州道や宇佐別府道路を使用し一気に北上します。
…が、山間を走る東九州道でいきなりの濃霧。というか完全に雲の中で、一番酷かった日出ジャンクション付近では視界100m以下という自専道にあるまじき状態。もちろん50km/h規制でしたが、普通にいきなり前方に先行車が現れるという状態で非常に肝を冷やしました。
そんなこんなで下関駅まで2時間30分のノンストップドライブを敢行し19時に到着。到着の30分前。
EF65形とトワイライトエクスプレスの組み合わせは撮影済みなのでオマケですが、せっかく帰路の途中にあるのなら撮影しておかないと損というもの。
JR側も手慣れたものであらかじめタイガーロープが張られていましたが特に目立った混乱もなく無事に発車していきました。
私も下関市内でガソリンと晩飯を調達したあと、小月インターチェンジからひたすら高速走行。途中の富海パーキングエリアで30分ほど仮眠を取り、事故通行止めで河内インターチェンジから下道に放りだされるなどして12時30分に無事に帰宅しました。
…と書けば聞こえはいいのですが、仮眠を取る前は眠気で非常に危険な状態。どの程度かと言うと、走行車線で「前方にトラックがいるな」と認識した次の間合いにはそのトラックを追越車線で追い抜いて前に出るところで、肝心の車線変更が一切記憶にない程度。これは流石にヤバいと思い、次のパーキングエリアで休憩した次第です。
皆さんもドライブ中の休憩は充分に取りましょう。事故ってからでは遅いですよ…。